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ファンが夢見る「“推し”からのプロポーズ」、現実になったら……困る!?  漫画『推しが我が家にやってきた!』単行本化(1/2 ページ)

ファンでいたい女の子と、ファンと結婚したい俳優のお話。

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 10年間応援してきた“推し”俳優に突然プロポーズされた――異色の恋愛(?)漫画『推しが我が家にやってきた!』(慎本真)が単行本化されました(税別600円)。


『推しが我が家にやってきた!』

 主人公の小山田すみれは、人気俳優、佐久間葵の10年来のファン。雑誌のコンテストで彼を見てひと目でファンになって以来、全力で推し続けてきました。彼の人気が出てきたことを少しさみしいと思いつつも、画面越しに彼が見られれば最高に幸せという日々を送っています。が……。


突然やってきた生“推し”に限界モード

 その葵が突然、指輪を持ってすみれの家にやってきて、結婚を前提に付き合ってほしいというのです。彼は、芸能界入りする前からファンレターを送ってくれていたすみれをずっと好きだったと話します。生推しを目の前に「この世の何よりも尊い」「質感がリアル」と正気を失いかけていたすみれですが、「ファンは辞めていいから彼女になってほしい」「芸能界辞めてもいい」という葵の発言に爆発します。「“ファン辞めていい”なんて簡単に口にするな!!」――いいことだけじゃないファン生活をずっと続けてきたすみれにとっては受け入れがたいことだったのです。

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ファンとして軽率さをガチで叱るすみれ

 葵が好きだからこそ彼女にはなれないというすみれ。しかし葵はそれを「彼女になれない=いきなり結婚したい」と謎の解釈。あくまでも“ファン”でいたいすみれには、うれしくはあるけど困った事態になってしまったのでした。

 ファンなら一度は夢見る“推しからの求愛”。しかしそれは本当に幸せなことなのか……? あくまでもファンとしての一線を守りたいすみれ。葵を前にするとミーハー心が騒ぎますが、「立場をわきまえたファン」モードで突き放し、時には女性の家にやってくる軽率な行動をガチで叱ります。

 一方で天然な葵はそんなすみれの気持ちが分からないようでグイグイ迫ってきます。お互い好きなはずなのに、そのベクトルが合いません。ある意味「不毛な」恋の行方が気になる……。すみれの重度のオタクっぷりも見どころで、「グラビア掲載誌を3冊買う」「公式の供給に財力が追いつかない」など、思わず「あるある」と言ってしまいます。


「推しとのキス」が現実になったらこうなる(2話)

2次元オタクの友達との熱い議論も(6話)

『推しが我が家にやってきた!』1話試し読み

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