レビュー

【漫画】「大きさがプレッシャー」「自分の体に自信がない」……ティーンエイジャーの“秘密のクリニック“ Netflix「セックス・エデュケーション」が最高(1/2 ページ)

親とはみたくない。でも子供にはみせたい!

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 イギリス発のティーン向けドラマ「セックス・エデュケーション」。タイトルを聞いただけだと、「下ネタ満載の下品なコメディなんじゃ……」と誤解してしまう人もいるかも。確かに激しめのセックスシーンや、口にするのが恥ずかしいようなワードはたくさん出てくるから、親と一緒にみられる? ってきかれたら、私的にはちょっとNOなんだけど……。

 でもね、もしも私にティーンエイジャーの子供がいたら、このドラマを絶対にお勧めする! 秘密や悩みを1人で抱え込む必要はない、誰かに相談することは恥ずかしくない。そう教えてくれるドラマだから。

誰にも言えない悩みがあるなら、ティーンエイジャーのセックスセラピーもアリじゃない?

 主人公のオーティスはセックスセラピストの母親をもつ高校生。とある問題を抱えているせいで、性の知識は豊富なのにヴァージン。ある日、クラスメイトの「性にまつわる悩み」にアドバイスする。その効果を目の当たりにした学校の一匹オオカミのメイヴは、オーティスに一緒に秘密の“セックス相談クリニック“をはじめよう、と持ちかける。たちまちクリニックは生徒達の間で話題になり、さまざまな生徒たちがオーティスたちの元に相談をもってくる。

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 オーティスのもとを訪れる同級生たちの悩みは多種多様。彼女とのセックスでイけない、とか。自分の体に自信がない、とか。赤裸々に打ち明けられる悩みから、相談者のいろいろな面が見えてくる。両親からのプレッシャーに押しつぶされそうとか、失敗を恐れて何にも挑戦できないとか。相手が誰でどんな悩みを持っていても、バカにすることなく、真摯に偏見なく答えるオーティスのカウンセリングによって、それらの答えは引き出されていく。秘密の“セックス相談クリニック“を通して成長していくキャラクター達に、「私はひとりじゃないんだ」と、勇気と自信をもらえる。

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