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『遊戯王』作者、“政権批判”イラスト投稿で物議 一部で批判も「表現の自由の範囲内」と擁護の声も

ブラックマジシャンガールに「ホント……日本て住みづらくなっちゃった……」、ブラックマジシャンに「独裁政権に未来は暗黒次元(ダークディメンション)!」と発言させていました。

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 漫画『遊☆戯☆王』の作者、高橋和希氏が7月16日に、同作のキャラクターに政治的な発言をさせるイラストをInstagramへ投稿し物議を醸しています。高橋氏はその後謝罪しましたが、ネット上では一連の行動について賛否さまざまな声があがりました。

発端の投稿(高橋氏のInstagramより)

 当該の投稿は、制作中の画集用に描いた表紙イラストを転用したもの。中央の闇遊戯が持ったカードには、「Let's VOTE」と投票を呼びかける言葉が記されています。また、その背後ではブラックマジシャンガールが「ホント……日本て住みづらくなっちゃった……」、ブラックマジシャンが「独裁政権に未来は暗黒次元(ダークディメンション)!」と発言。高橋氏自身も投稿文に「本当に今の売国政権で日本の未来は大丈夫かと思うわ!」とコメントを添えていました。

 この投稿は大きな反響を呼び、コメント欄やTwitterでは賛否の声が多数上がりました。批判的意見としては、「キャラクターのイメージを自ら壊さないでほしい」「遊戯王の世界観と政治は無関係」「作者の主張にキャラクターを巻き込まないでほしい」といった声が目立ちます。また「政治的主張をキャラクターに代弁させることの是非はさておき、言葉と内容が乱暴すぎはしないか」といった意見も。

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 その一方で「表現の自由の範囲内」「キャラクターは高橋氏が生み出したのだから、それに自身の主張を代弁させたっていい」「この表現が批判されること自体、この国が住みづらい証拠」といった、肯定的意見も少なからず見られました。また「これに限らず、有名人が政治的発言をすること自体がとがめられるのは不公平だし、自由に主張してもいいのでは」といった疑問を投げかける人も。

 一連の反応を受けて、高橋氏はその後謝罪文を投稿。「なにやらお騒がせしております。いろいろ意見をいただき、キャラクターに政治的表現をさせてしまったこと、ファンの皆様に深くおわび申し上げます」とコメントしました。

高橋氏の謝罪(高橋氏のInstagramより)

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