こうして私の青春は「体育会系」の沼に飲み込まれていった（3/3 ページ）

　体育会系社会はルールが多くありました。一例を挙げると

• 坊主はデフォルト。
• 一人称は「僕」「俺」から「自分」に改める。
• 顧問や先輩には、腑抜けた口語は禁止。挨拶は0.8秒以内で元気よく。返事は「はい」or「いいえ」で簡潔に。
• コミュニケーションや学校生活での粗相が見つかると、先輩から指導が入る。

　失敗を恐れるあまり、萎縮することって……ありますよね……。

　強豪校のヒエラルキーで一番底辺を生きる人間はどういった立ち振る舞いをして過ごしたのか。次回は体育会系社会を生きる処世について、お伝えして行きたいと思います。

＜過去のお話＞

• 漫画を描いてお金をもらっている私が「漫画家」を名乗れない理由を考えてみた

• 私が「エヴァ」をいまだに見ていない理由、あるいは「オタク」という聖なる称号について

• SNSがない時代、描いた絵を誰かに見てほしくてたまらなかった頃の話

• 私が「漫画を処分できない理由」と、はじめてのファンレター