電話とメールでのぞく“向こう側の世界” 「きさらぎ駅」みたいなホラーゲーム「ヨミクニサン」に震える
これは名作の予感……!
脱出ホラーゲーム「ヨミクニサン」が、「抜群に良い」「シチュエーションが『きさらぎ駅』っぽくてぞっとする」と話題を呼んでいます。これは怖い……。
話題のフリーゲーム「ヨミクニサン」は、Windows対応のPCゲーム。主人公は大学進学のため、引っ越しの準備をしている遠子(プレーヤー)で、幼なじみの亮太が引っ越しの手伝いに来てくれることになるものの、こちらへ向かう亮太からは不穏なメールが届きはじめ……というストーリー。
電車で遠子の元へと向かっていた亮太がなぜか異世界(?)へと迷い込んでしまうところから物語がスタートするのですが、「向こう側」の情報は断片的に届く“画像”や“音”のみ。亮太からかかってくる電話やメールに対して適切なアドバイスを選択することができれば、見事生還というシステムになっているものの、生還パターンはいくつか用意されているようで、何度も繰り返し、さまざまな方法で脱出・生還を果たさなければ、「異世界の正体」は分からないという凝った内容になっています。
こうしたストーリーの内容はもちろん、プレイヤーの心をつかんで離さないのがその世界観です。あるはずのない駅にたどり着く、朽ち果てているのに稼働し続けている工場、人気のない鉱山など、おどろおどろしい場所へ向かう展開が繰り返され、中にはネット都市伝説として人気がある「きさらぎ駅」を思い出す声も少なくありません。
また亮太が送ってくる画像(約50個ほど)にも拡大しないと読めないほど小さな文字で重要なヒントが書いてあったり、BGMとして聞こえてくる音楽にも秘密がちりばめられていたりと、ホラーファンだけでなくゲームファンもうならせる仕掛けがいくつも施されています。
「ヨミクニサン」は7月26日にPC無料ゲーム紹介サイト「Freem!」にて公開されると、SNSで瞬く間に話題になり、7月30日時点では「Freem!」内の「本日のランキング」で1位を獲得しています。
ゲームをプレイするためには「Freem!」で「ヨミクニサン」のダウンロードが必要な他、RPGツクールの「RPGツクールXP RTP」のダウンロードが必要です。1回あたりのプレイは大体15分程度ですが、脱出に失敗するとまた最初からプレイになってしまうほか、生還できるまではセーブもできないのでついつい時間を忘れて没頭しすぎないよう注意が必要です。
画像:無料ゲーム紹介サイトFreem!より
(Kikka)
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悲鳴が聞こえてきそう。
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