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秋元康の声掛けで福島県双葉郡に前田裕二、林真理子、佐久間宜行ら集結! 超豪華な授業で中高生の教育復興支援

各業界の第一線で活躍するスターの授業に子どもたちは目を輝かせていました。

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 8月1日、ふたば未来学園中学校・高等学校にて、「双葉郡中高生交流会 FUTABA 1 DAY SUMMER SCHOOL」が開催され、音楽プロデューサーの秋元康さん、SHOWROOM代表取締役社長の前田裕二さん、作家の林真理子さん、テレビ東京の社員でテレビプロデューサーの佐久間宜行さんらが特別な授業を行いました。

左から林真理子さん、前田裕二さん、佐久間宜行さん、秋元康さん

「双葉郡中高生交流会 FUTABA 1 DAY SUMMER SCHOOL」とは

 双葉郡にゆかりのある中高生を対象とした中高生交流会「FUTABA 1 DAY SUMMER SCHOOL」は、「ふたばの教育復興応援団」の秋元康さんの声掛けで例年さまざまな分野で活躍する著名人が中高生を対象に趣向を凝らした授業を行うというもの。

 5回目の開催となる2019年は、小室哲哉さん(音楽家)、佐久間宜行さん(テレビ東京/テレビプロデューサー・いわき市出身)、林真理子さん(作家)、平手友梨奈さん(欅坂46)とTAKAHIROさん(プロダンサー)、前田裕二さん(SHOWROOM代表取締役社長)といった豪華な講師が集まり、280人の中高生が参加しました。

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「ふたばの教育復興応援団」の秋元康さん
「双葉郡中高生交流会 FUTABA 1 DAY SUMMER SCHOOL」開校式の様子

前田裕二さんの授業

気さくな前田さんは「握手してください」「写真撮ってください」といった生徒たちからのお願いにも快く対応している姿が印象的でした

 仮想ライブ空間の中で、無料で誰でもライブ配信や視聴ができるライブ配信プラットフォーム「SHOWROOM」の代表を務める前田裕二さんは、簡単にVTuberデビューできるという授業を担当。生徒たちが自身のスマートフォンやPCでキャラクターを作り、それをSHOWROOMにアップするまでの流れについて講義し、生徒たちは思い思いに作業に励んでいました。参加した女子生徒の一人は「10分くらいでキャラクターを作ることができた。丁寧な説明があったので、それ通りにやれば簡単で驚いた」と笑顔を見せていました。

 前田さんは自身の出身中学校が「ふたば中学校」という名前だったそうで、今回「ふたば未来学園」へと授業しに来たことについて、「非常に縁を感じています」と話し、授業後は「教えなくてもスマホですいすいとキャラクターを作ってしまう彼らのスマホネイティブぶりを目の当たりにして、『これからの日本の成長は本当にテクノロジーがけん引していくんだ』というのが現実的なものとして自分の中で想像できました」と感想を語りました。

林真理子さんの授業

お手本となるラブレターを生徒たちに配った林さん。テンポよく相手に好意を伝える方法を分かりやすい言葉で説明する姿が印象的でした

 作家の林真理子さんのクラスでは、「ラブレターを書こう!」をテーマに学生たちがラブレターを執筆しました。ラブレターを書くポイントについて林さんは、(1)重たくないこと、(2)逃げ場を作る、(3)観察眼(あなたのことをよくみています)、(4)自分のアピール、と4つのポイントをアドバイス。林さん自身が考案したラブレターの例を配布したのち、終盤には学生たちが書いたラブレターを林さん自ら添削しました。

 授業後、林さんは「福島の地にこういう学校があるということ、本当に素晴らしいなと思いました。実際にラブレターを書く相手がいない子どもたちも『人を知ろう』とか『自分をPRする』っていう一端を学んでいただけたのではないかと思います」とコメント。生徒たちの印象については「みなさんとても文章力もあって、うれしいかぎりです」と話しました。

佐久間宜行さんの授業

笑顔が印象的だった佐久間さん。クラス内にも笑顔があふれていて、「真剣に面白いものを作ること」の楽しさが伝わってくるようでした

 テレビ東京でプロデューサーとして活躍している佐久間宜行さんは、「笑いのチカラ」をテーマにした授業を展開。番組作りでよく利用されている「アンケートを書く」という方法で生徒たちのエピソードを探り、それをどうやったら面白くできるのかについてを講義しました。

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 アンケートを書く上でのアドバイスについて佐久間さんは(1)エピソードを思い出す、(2)どこが一番面白いところか、(3)そのために必要な情報(フリ)は?、(4)できるだけ短くする(余計な情報はカット)、という4つについて指導。授業では番組で使用される台本のコピーなども配られ、生徒たちは目を輝かせていました。

 福島県いわき市出身の佐久間さんは「こういう場に立ち会えて非常に光栄です」とコメント。秋元さんによると佐久間さんのお母さんは新聞でこのイベントのことを知ったそうで、「息子よくやった! とほめていたそうです」との補足説明に会場は笑いに包まれました。

 授業後に佐久間さんは「色んな事情で地元から離れた子どもたちが戻ってきて、最初ふさぎ込んでいる子もいる、と聞いていたんですが、全然そんなことはなくて。自分たちに起きた悲劇とか人生最大の失敗とかを全部笑いにして、友達のために爆笑を取っている姿に、僕自身も『笑いのチカラ』をもう一度信じられるような、すごくいい経験をさせてもらいました」と語りました。

FUTABA 1 DAY SUMMER SCHOOL」2019の囲み取材/ねとらぼ

 なお平手友梨奈さんとTAKAHIROさんの授業については、別記事でご紹介する予定です。こちらもどうぞお楽しみに。

(Kikka)

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