コミケでの悲しみ“あるある”を描いたイラストに共感集まる　「卓番が隠されてて迷子に」「名前が読めなくてあいさつができない」

　コミックマーケット（コミケ）でのあるあるを描いたイラストが多くの共感を呼んでいます。作者は「C96」1日目に参加予定の茶器。（ちゃき／@chakichakichaki）さん。一般参加するピカチュウを待ち受けていた苦難……！

あるあるその1「誕生日席横の卓番（スペースナンバー）が隠されてて迷子になる」

　目当てのサークルさんにたどり着くには、西 or 南展示棟（以前は東と西）にたくさん並んだ机から、まず「ら」や「エ」や「P」といった配置されている列（ブロック）を探す必要があります。しかしその目印が、誕生日席のサークルさんが使うテーブルクロスで意図せず隠されてしまっている場合、イラストのピカチュウのように「『ら』ってどこ……」と迷うことに……。

　カタログに付いているマップがあれば大丈夫に思えますが、超の付く人口密度の現場では思った以上に迷子になります。視界の悪い中、必死で卓番を探す“しわしわピカチュウ”のことを思い出して、どうか卓番は隠さないで……！

あるあるその2「ブースのどこにも卓番が書かれていなくて見つからない」

　配置ブロックがわかったとしても、今度は「数字＋aまたはb」という卓番を探さなければいけません。サークル名を覚えている、新刊の表紙・タイトルを知っている、絵柄でわかるなどの場合はすぐに見つかるかもしれませんが、カタログで見つけて卓番だけをチェック・メモしておいた場合には、そのサークルさんが卓番を掲示してくれていないと見つけるのが困難だったりします。

　Twitterで寄せられたコメントでは、間違えて隣のサークルさんの本を手にしていたなんて思い出も……。

あるあるその3「目当てサークルの卓番がわからなくなり、Twitterで調べようとしたら何も書かれてなくて詰んだ」

　いくら準備していても、当日わからなくなることがままあります。ピカチュウが「Twitterになら卓番かかれてるはず…！」とスマホで調べた結果、コダック先生のように「うんち出た」報告ツイートしかなかった場合、探すことを諦めるしかなくなることも……。

　なお、会場ではスマホの通信状態が悪くなる可能性もあるので、最初から「行ってから調べれば大丈夫」という考えだと危険です。

あるあるその4「名前が読めなくて挨拶ができない」

　サークルさんを伺った時に「○○さんですか」と本人にあいさつしたいなら、できれば事前に名前は確認しておいた方がいいでしょう。人によっては名札を下げてふりがなも書いてくれているかもしれませんが、コダック先生のように「瞳路夢」だけ書かれていた場合、ピカチュウがデデンネのように泣いてしまうのと同じく、何とも言えない悲しみに包まれます。実際にはあいさつできないこともないですが、内気な人は特に心折れるので気を付けましょう……。

　コミケに参加する上での主な注意点はカタログに載っていますが、初参加の人は思わぬことでつまづくことがあるかもしれません。準備しすぎて悪いことはないので、イラストのような先人のあるある事情を踏まえて当日に臨みましょう。良いコミケを！

画像提供：茶器。（@chakichakichaki）さん