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「面白くなくても必ず完成させること」 描き上げられない漫画家志望へのベテラン先生の言葉にハッとする漫画

作品を完成させるのって本当に大変なんですよね。

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 かつて〈描けない漫画家志望〉だった作者が漫画を量産するようになったきっかけを描いた漫画が、多くの人の励みになっています。作者は漫画『こよみっこ』を手掛けた漫画家の納豆まぜお(@mazemazemazeo)さん。以前、神絵師たちの努力量を説明した漫画(関連記事)でも話題になりました。


作品を完成させるのは簡単なようでいて、実は難しい

 漫画家志望の人の中には〈描ける人〉と〈描けない人〉がいて、作者の納豆まぜおさんは長い間〈描けない漫画家志望〉でした。どうして描けないかというと、下準備に時間をかけすぎて、原稿に着手し始めたら別の新しいアイデアが浮かんで、そちらを優先してしまうからでした。


創作者にはありがちなパターンなんですよね、これ

 あるベテラン漫画家先生の元でアシスタントをしていた作者さんは、描けないことを相談してみました。先生は大手青年誌で30年以上連載を続けていて、ヒット作も多数手掛けてきました。そんな先生が作者さんに教えたのはただひとつ「マンガは面白くなくてもいいから、必ず完成させること」でした。


クオリティ以前に「完成させること」がまず大事

 単行本を200冊くらい出している先生ですら、いまだに自分の描いているものがつまらなく感じて手が止まることがあるそう。それでも描くというのです。「描かなきゃ一歩も前に進めない。描けば前に進める。だから描くんだよ」。その言葉を受けて作者さんはとにかく漫画の量産を続け、のちに雑誌デビューを果たし、ついには単行本を出すこともかないました。先生からもらった言葉は、作者さんにとって正真正銘の金言だったのでした。


ベテランの先生でさえ悩むことはあるけど、それでも前に進む癖がついているのかもしれないですね

無理やり突き進んでみることで見えてくる景色があるかもしれない……!

 つまらない漫画や下手な絵を描くことが怖かった経験を持つ作者さんですが、「完成させて初めてどこが足りてないかが可視化できる」と伝えています。ただ描くだけではなく、完成させた作品を見直すことも大切かもしれません。

 この漫画には「描けない人の特徴が自分にも重なってハッとさせられた」「マンガって描きあげないと、成仏しない気がします」「創作活動全てに通じる至言」など、多くの賛同や励みになったという声が届いています。ひとつの作品を完成させるのは難しいことですが、ひとつでも多くの作品を完成させて一歩でも前に進めたら良いですね。

画像提供:納豆まぜお(@mazemazemazeo)さん

納豆まぜおさんの書籍(Kindle Storeで配信中)

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