ニュース

涙の代わりに宝石が出る少女 瞳を閉ざした彼女の目になろうとする少年の漫画がぐっと来る

この涙は尊い涙。

advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 涙の代わりに目から宝石を流す少女が、恋人の献身によって本物の涙を流す物語『君の目になりましょう』に、多くの読者も涙を流しています。

宝石の涙を流すことが嫌で、瞳を閉ざしてしまった少女

 人の感情が高ぶったときに流れるのは涙。しかし、涙の代わりに宝石が出てくるアリーという女の子がいました。その特異な体質について、まわりの人の欲深い言葉に悩みます。そして、目を開かなければ宝石が出ないのだからと、ついに目を閉ざすことを選択するのです。

 目を開けなくなって5年の年月がたち、親が3人目の交際相手、カルネをつれてきます。今までの交際相手と同じように宝石が目当てだろうと思うアリー。しかし、カルネは今までの相手とは違い、彼女をよく町に連れ出し、いろいろな話をしてくれたのです。

advertisement
目から宝石が出る少女へ向けられた欲深い言葉
彼は今までの交際相手とは違った

 ある日、なぜ自分と交際しているのか問うと、彼は貧しかったころに出会った女の子の話をします。彼女にエメラルドをもらい、その優しさと美しさに恋をし、一生恩を返し続けたいと思った、と。何年も前のことなのに、カルネがずっと自分を探してくれたことに、アリーは本物の涙を流します。そんな彼女にカルネは、「君が目をつむり続けるのならぼくが君の目になりましょう」と告げるのでした。

2人は過去に出会っていたのです
宝石ではなく本物の涙を流す彼女

 2人が出会ったときの話も公開されており、こちらはカルネの視点で描かれています。ある日、お腹を空かせた自分にエメラルドをくれた女の子。「何が目的だよ!」と疑いの目を向ける彼に、「誰かを助けるのに理由なんていらないでしょ」と笑顔を向けた少女。カルネはその温かさを感じ、いつか生きて彼女に会うまで何が何でも生きてやると心に誓ったのでした。

カルネがアリーに出会ったときのお話
優しい笑顔で助けてくれたアリー
いつか彼女に生きて会うと誓う少年
だからこそのこの言葉

 人を信じられなくなっていたアリー。でも過去に自分が助けたカルネが本当の優しさと強さをもって再び目の前に現れたことで、心を動かされ宝石ではなく本物の涙を流すことができたのかもしれません。2人にはぜひ幸せになってほしいですね。

 読者からは「とても美しいお話で大好きです」「助けたいのに理由がいらないってのもいいし、ちゃんと生きて恩を返しに行くのもカッコいい」「最後に流すのはどんな宝石より尊い涙……」などのコメントが寄せられています。

 作者の葵日向(@gennkinauma)さんは、Twitterpixivで作品を投稿しており、『少年マガジンエッジ』で『ギャル魔女と猫』を連載。『貴様の攻めはなまぬるい』『平山さん家の鬼嫁さん』も手掛けています。

advertisement

画像提供:葵日向(@gennkinauma)さん

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  4. 「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
  5. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  6. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. 放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
  9. 脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」
  10. 父「若いころはモテた」→息子は半信半疑だったが…… 当時の“間違いなく大人気の姿”に40万いいね「いい年の取り方」【海外】