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東京芸術大学の学園祭がぶっ飛びまくり! 「牛頭馬頭みこし」に「スチームパンクみこし」で度肝抜く

これが全て発泡スチロールだと……。

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 東京藝術大学の学園祭「藝祭2019」が9月6日からスタートし、学生たちが作り上げた迫力の「みこし」が今年も観客の度肝を抜いています。牛頭馬頭みこしとは……!?

 発泡スチロールをベースにした芸術的な「御輿」を趣向を凝らした「法被」をまとって披露することで人気の「神輿パレード」。例年完成度の高い作品が集うことから、Twitterなどにも大きな反響が寄せられますが、今年もTwitterユーザーで、レザークラフトの他、国外の幻想的な風景を求めて写真撮影しているしめ鯖(@zz_saba)さんが「『神輿』を通り越して『火水風土の召喚獣?』な感が溢れてまして、かつて無い程に良かったと思う」と紹介したところ、「素晴らし過ぎです 特に最初の馬のやつ 買いたいw」「めちゃくちゃすごいの召喚されてる」「レベル高ぇ〜 最新の恐竜像もカラフルだね〜」といったコメントが寄せられています。

 2019年は「日本画・工芸・邦楽・楽理」「油絵・建築・声楽・指揮打楽器・オルガン・古音楽」「デザイン・芸術学・作曲・弦楽器」「彫刻・先端・管楽器・音環・ピアノ」という4つのチームがそれぞれみこしを制作。

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日本画・工芸・邦楽・楽理

 日本画・工芸・邦楽・楽理チームは「今年も上野にたくさんの“穂り”がありますように」をテーマに大きな白馬をメインにしたデザインで、背中に咲いた菊がなんとも鮮やかです。また本革を太鼓鋲で留めた鼻隠しには、日本画・工芸・邦楽・楽理を意味する頭文字がデザインされていると言い、ダイナミックなデザインの中にこだわりがつまっています。

 このみこしは「神田明神賞」と「六丁目賞」の2つを受賞。チームは公式Twitterで「3日目は上野商店街で神輿担げるよー!!!きてね!!」と喜びを爆発させています。

油絵・建築・声楽・指揮打楽器・オルガン・古音楽

 油絵・建築・声楽・指揮打楽器・オルガン・古音楽チームは、「進化」をテーマに雄々しい恐竜と始祖鳥をデザイン。スイカ割りなどをしながら行った制作作業では、発泡スチロールでウロコや羽といった細かいデザインを削り上げ、緑や青、紫をベースに鮮やかな恐竜たちをよみがえらせました。

 このみこしは「上中賞」と「綱引き賞」「学長賞」「岡倉天心・北茨木市長賞」の4つの賞を受賞しています。

デザイン・芸術学・作曲・弦楽器

 デザイン・芸術学・作曲・弦楽器チームは、「緊急事態発生!緊急事態発生!『隊長!原因不明のトラブルです!』大空に浮かぶ飛行船は、上野の地に墜落してしまうのか……!?」をテーマに魚をイメージしたスチームパンクみこしをデザイン。魚の開いた口にはギザギザと鋭い歯がのぞくほか、夜には体が発光するギミックが仕込まれているなど遊び心が詰め込まれています。

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 このみこしは「大賞」と「マケット賞」の2つを受賞し、「本当にありがとうございました!!神輿は藝祭期間中の明日明後日の7、8日も藝大美校正門前で展示されていますので是非見に来てください」とコメントしています。

デザイン・芸術学・作曲・弦楽器、彫刻・先端・管楽器・音環・ピアノ

 デザイン・芸術学・作曲・弦楽器、彫刻・先端・管楽器・音環・ピアノチームは、「地獄の門番、牛頭と馬頭 逃げても逃げても四苦八苦」というテーマで馬の頭部を持つ獄卒鬼のリーダー「馬頭」と、地獄にいる亡者達を責め苛む獄卒で牛の頭を持つ「牛頭」をイメージしたみこしをデザイン。

 制作メンバーの鍛え上げた肉体美をモデルに、バッキバキの腹筋にキレまくった上腕二頭筋を備える馬頭と牛頭を削り上げた後は、牛頭を黒に、牛頭を茶黒に塗り上げ、恐ろしさとたくましさを表現。Twitterでも人気の高い作品となりました。

 このみこしは「さくらパンダ賞」を受賞しました。


 学生たちがひと夏をかけて作り上げたみこしと法被。「藝祭2019」は明日まで開催されているので、気になる人はスケジュールを確認するとよさそうです。

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画像提供をしたしめ鯖(@zz_saba)さんは、国内外でゲームの中の様な風景を撮影した写真集も販売しています

画像提供:しめ鯖(@zz_saba)さん

(Kikka)

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