「こういうところに感動してしまう」 沖縄「ゆいレール」駅ホームにあるの自動スロープがすごいと話題に リモコン操作でスッと展開
ホームにスロープが埋め込まれている……!?
沖縄県内の那覇空港駅から首里駅を結ぶモノレール「ゆいレール」のバリアフリー対応が「素晴らしい」「安全で良い」とTwitterで話題になっています。
注目を集めているのは車椅子の夫をもつというAya(@aYa0528)さんが投稿した動画。動画では、モノレールの車両から駅ホームへ移動するまでの様子が収められています。
スロープの跳ね上げは、駅員がリモコンを使って行います。リモコンを操作すると、ホームの床に埋め込まれたスロープがグッと持ち上がり、スロープ先端の黄色の部分がせり出してホームと車両の段差を解消するという仕組みです。
このリモコン式自動スロープは「ラクープ」という製品で、京急ファインテックが開発したもので、以前は京急でも使用されていました。
Twitterでは「ホームドアと一緒に全国で導入するべき」「ハイテク」という反応がある一方で、可動部が多いため故障しやすいといった理由などから、現在は京急では使用されていません。
ゆいレールの終着駅である首里駅では、乗降用のスロープが固定式に改修され、駅員の立ち会いが不要になったといいます。駅員さんに手間を掛けさせたくないと感じている方でも、安心して乗降できるようになりました。
2003年に開業したゆいレールは那覇市内から空港へのアクセス路線として活躍するだけでなく、エレベーターを全駅に設置し、車内には車いす用のスペースも設けるなど、バリアフリー対応にも注力しています。身近に助けを必要とする方がいないとなかなか気づけない部分も、Twitterを通して改善策を探っていくことが大切だと気付かされます。
ちなみに、ゆいレールは2019年10月に首里駅から浦添方面の「てだこ浦西駅」まで延伸開業し、2020年春にはSuicaをはじめとする交通系ICカードが利用可能になるなど、さまざまな方面で今後の動向に期待の路線です。
(大泉勝彦)
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