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日本にもこんなスゲー道がある! 上富良野の“神”道路「ジェットコースターの路」を走ってみた【写真20枚】(1/3 ページ)

見てくださいよ、このグワングワンなアップダウン。

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 「北海道の道路」と言えば、広くて平たんで、どこまでも真っすぐな道が地平線の先まで続いている……というイメージがあります。しかし、上富良野には誰が名付けたか「ジェットコースターの路」と呼ばれるそれはすごい道路があります。


これが「かみふらの八景 ジェットコースターの路」! 見てくださいこのグワングワンなアップダウン。まさにジェットコースターです

うわぁぁマジでグワングワン! ここ、本当に走れるんかぁぁぁ……!?

農免農道として造られたジェットコースターの路こと「西11線道路」 農免農道って何?

 この「ジェットコースターの路」は北海道空知郡上富良野町にある約2.5キロの直線道路です。旭川・美瑛方面から国道237号線を南下して、深山峠の手前に入口があります。

 緩やかな登り坂を越えたと思ったら、急に激しいアップダウンが続くさまは、まさにジェットコースター! 走るのはもちろん、目でも楽しめる道路です。

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ジェットコースターの路はここにある(画像:かみふらの十勝岳観光協会公式サイトより)

旭川から富良野方向へ、ここがジェットコースターの路の入口

ジェットコースターの路の正式名称「西11線道路」

 この道は正式名称を「西11線道路」と言います。農免農道(農林漁業用揮発油税財源身替農道)の一種です。国道237号線に大きな案内などは出ていないので、見落とさないようにしましょう。

 農免農道とは簡単に説明すると「農業用、林漁業用機械にかかるガソリン税を財源に整備された道路」のことです。

 一般道路はガソリンに課せられる税金(揮発油税)を財源に整備することで「道路を走る人(クルマ)=受益者の負担で整備する」という理屈になっています。しかし「道路は走らない農業用機械などにも課税されるのは不公平だ。必要経費なので免除せよ」という声が上がります。

 そうはいっても、個人を特定しての税金免除は現実的に難しい。そこで1965年(昭和40年)に「ではガソリン税の中からそれらの機械にかかる税金相当額を財源にして、農道を作って整備します(これならば不公平ではないですよね)」となりました。こうしてできたのが農免農道です。農業振興のために作られた道路ではありますが、もちろん一般車の通行も可能です。


「農免農道整備事業」で造られた旨の看板も建っていた
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