コラム

「密告る」「御栄名」ってどう読めばいいんです? 意味“だけ”は何となく分かる身近な当て字(1/6 ページ)

「御栄名」は結婚祝いなどで使われる当て字。

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 日本語の漢字表記は当て字の宝庫です。「本気」と書いて「マジ」と読ませたり、「クラブ」を「倶楽部」と書いたり、例を挙げればきりがありません。ごく当り前に用いられている「時計(とけい)」や「大和(やまと)」だって当て字です。もとからあった日本のことばに外来の文字である漢字を当てたものが定着した訓読みも、当て字の一種と言うことができるでしょう。

 そんな当て字の数々を、現代の新聞、小説、広告、漫画、J-POPの歌詞などから収集した辞典があります。笹原宏之編『当て字・当て読み漢字表現辞典』です。ページを開いて眺めるだけで、漢字を用いた自由な表記の文化を味わうことができます。

 今回は、この『当て字・当て読み漢字表現辞典』から特にユーモラスな当て字をえり抜き、クイズにしました。それぞれどのように読ませるのか推測してみてください。

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ライター:ながさわ(Twitter:@kaichosanEX/ブログ:四次元ことばブログ

数百冊の辞書を保有する辞書コレクター。暇さえあれば辞書を引いている。「四次元ことばブログ」(http://fngsw.hatenablog.com/)で辞書や日本語について発信中。

【問題】利再来

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