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マンホールからドロップスまで…「北斗の拳」愛にあふれる佐久市の取り組み

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 ニッポン放送「週刊 なるほど!ニッポン」(10月6日放送)では、「長野県佐久市は『北斗の拳』への愛が溢れている!? あたたたたーっ!! お前はもう行きたくなる」というトピックスを紹介した。


(c)武論尊・原哲夫/NSP 1983

 「我が生涯に一片の悔いなし」「お前はもう死んでいる」など、数々の名言がある「北斗の拳」。コミック累計発行部数1億部を超える伝説的漫画だが、原作者・武論尊先生のふるさとである長野県佐久市が、「北斗の拳」への愛が溢れていると話題になっている。

 佐久市の観光課・観光振興係の係長である田中進さんに、立川晴の輔が話を伺った。

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(c)武論尊・原哲夫/NSP 1983

晴の輔:長野県佐久市というと、東京から新幹線でどれくらいかかるのですか?

田中:約70分ほどかかります。軽井沢駅の次の駅である「佐久平駅」で降りていただくと、佐久市になります。

晴の輔:その佐久市が、「北斗の拳」だらけなのですね。

田中:毎年GWに「佐久バルーンフェスティバル」というイベントを開催しておりまして、今年(2019年)は「北斗の拳」のバルーンを作り、武論尊さんにも来ていただいてお披露目をしました。また9月8日にケンシロウを始め、ラオウやユリア、サウザーなどのキャラクターをデザインしたマンホールを、佐久平駅前に北斗七星の形で設置しました。


(c)武論尊・原哲夫/NSP 1983

晴の輔:そのマンホールを7つ見て回ったら、北斗七星を回るようになっているのですね?

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田中:そうです。巡回バスにも、ケンシロウやラオウが描かれています。また東京と行き来する高速バスに描かれているキャラクターが、「佐久市に来い」とPRしています(笑)。

晴の輔:すごくはっきりとしたPRですよね。「来てちょうだい」ではなく「佐久市に来い」。ケンシロウにそう言われたら、「ハイ!」と言いたくなりますよね。


(c)武論尊・原哲夫/NSP 1983

(c)武論尊・原哲夫/NSP 1983

田中:市内の消防署の看板にも、「北斗の拳」が描かれています。防火を啓発しているものなのですが、消防署の署長さんの手描きなのですよ。

晴の輔:ええっ?

田中:2ヵ月ぐらいかけて描かれていました。

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晴の輔:署長さんもファンなのですね。市役所にも「北斗の拳」グッズがあるのですか?


(c)武論尊・原哲夫/NSP 1983

田中:あります。例えばポスターや、武論尊さんのサインですとか、「我が生涯に一片の悔いなし」と武論尊さんに描いていただいたフィギュアもあります。他にも等身大のケンシロウ、ジャギの胸像が置いてあり、観光課に訪れた方をお迎えしています。実はこれは、私の私物でして…。

晴の輔:この胸像がですか!? 集めていらしたのですか?

田中:はい、そういえば家にあるなあと思いまして。以前も静岡県、愛知県、埼玉県など県外の方が来てくださり、少し舞い上がってしまいました。


(c)武論尊・原哲夫/NSP 1983

晴の輔:かなり盛り上がりますよね。佐久市民にとって、「北斗の拳」とはどのような存在なのでしょう?

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田中:大きな存在になっていると思います。ご年配のおばあちゃんもマンホールを見て回って、「カッコいい男だわね~」と言っていました。

晴の輔:「北斗の拳」のお土産などもあるのですか?

田中:はい。サクマドロップスで有名なサクマ製菓さんの工場が佐久市にある縁で、5月に第1弾としてジャギをデザインしたコラボ商品を発売し、大変好評でした。8月24日には第2弾として、「雑魚キャラ」に焦点を当てたドロップスも発売しております。


(c)武論尊・原哲夫/NSP 1983

晴の輔:今後、「北斗の拳」で企画されていることはありますか?

田中:「マンホール・カード」を作っておりまして、12月にはみなさんにお配りできるようなスケジュールで進めています。ぜひ、佐久市に来ていただきたいと思います。

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