子どもドラゴンと女の子の物語　英デパートの毎年恒例「クリスマスCM」がかわいくて心温まる

　英デパートのジョン・ルイスと、同系列のスーパーのウェイトローズが共同で制作・公開した、小さいドラゴンが登場するクリスマスCMがかわいくてほっこりします。2分30秒のステキな物語。

　好奇心旺盛な子どものドラゴン「エドガー」。彼は冬の訪れとクリスマスに興奮しますが、まだコントロールできないのか、興奮が高まると鼻から炎を出してしまい、周囲に迷惑がられてしまいます。

　そんなエドガーには、仲良しな人間の女の子がいて、彼女はエドガーがうっかり炎を出さないよう協力します。……しかし、鼻をふさいでも今度は耳と思われる穴から炎が出て、町の人々が楽しみにしていたクリスマスツリーを焼いてしまうのでした。

　落ち込んで独り家にこもるエドガー。女の子が呼んでも出てこず、このままではエドガーだけ寂しいクリスマスになってしまいます。そんな彼のため、女の子はプレゼントを“あるアイデア”とともに用意します。

　彼女のプレゼントを見たエドガーは目を輝かせ、一緒に町の人々が集まる場所へ。最初はエドガーの炎をこわがる人々でしたが、彼はその炎を使って「クリスマスプディング」（※）に火をつけるという、愛らしい炎の使い方を披露。その姿に、人々は受け入れるような優しい笑顔と拍手を彼に送るのでした。

※クリスマスに食べる英国では伝統的なプディング。仕上げとしてラム酒などをかけて火をつける

　ジョン・ルイスによる凝ったクリスマスCMは毎年恒例となっており、YouTubeのコメントでは同CMでクリスマスシーズンの始まりを感じるといった声も。ちなみに特設サイトでは「エドガーのぬいぐるみ」などのグッズや「クリスマスプディング」を販売。また同社は慈善団体のFareShareと提携し、困っている人々にクリスマスの食べ物・飲み物を提供するとしています。