インタビュー

翌朝まで続く「社長が怒鳴り散らす会議」、参加必須のセミナーで「母親の悪口を叫び合う」 パワハラで転職したら、次の職場もヤバかった話(1/3 ページ)

スーパーの総菜部門→専門スーパーに転職したところ……。

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 「仕事は楽しいことばかりではない」というのは誰もが知っていること。ですが、業界や職場によってその“楽しくないこと”はマチマチ。外側からは見えない、知られざる苦労も多いことでしょう。

 さまざまな職業の方に取材する連載企画「あなたの仕事のグチ、聞かせてください」。今回は、Zさんの「パワハラ体質のスーパーから転職したら、次の職場も別の意味でヤバかった」という話を伺いました。

合わない職場が続く苦しさ

―― 前回は「パワハラ体質を苦に、5年間務めたスーパーを退社した」という話を伺いました。その次はどんなお仕事を?

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 専門スーパーに転職したのですが、ここは数カ月で退社してしまいました。

 芸能人などもよく来るお店だったんですが、中はけっこうヒドくて。社長が怒鳴り散らす会議が、夕方から翌朝10時まで続くような職場環境だったんです。私は何とか出ずに済んだのですが、社長が1人で理想論を語ったり、説教したりしているとかで。

―― 夕方から翌朝10時ということは、夜の10時(22時)を通り過ぎて、2回目の10時がやってくるまで続くわけですか

 でも、一番ヘンだと思ったのは、全員参加することになっていた自己啓発セミナーみたいなやつでしたね。初級、中級、上級とあって、「もっと上のクラスにも受からなきゃ」と頑張っている人がいる一方、「アレはヤバい……アレはヤバい……」とずっと言ってる人もいました。

―― 実際に行ったら、どんな内容だったんですか?

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 いろいろあったんですけど、例えば、参加者100人くらいが集まっているところに、椅子が3つほど用意されていて「チーム分けをします。リーダーになりたい人はこの椅子に座ってください」と。すると一部の人たちが数個の椅子に群がって、奪い合いを始めるんです。

 「何やってるんだろう」と見ていたらストップがかかって、「椅子を取り合っていないお前らは何をしているんだ!」と説教が始まりました。

―― 「ハングリー精神が足りないぞ」と印象づけるためのデモンストレーションなんでしょうか

 椅子に飛びついていた人たちは前情報を持っていたか、先輩などに「椅子に飛びつけ」と指示を受けていたか。そんなところだと思います。

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