インタビュー

翌朝まで続く「社長が怒鳴り散らす会議」、参加必須のセミナーで「母親の悪口を叫び合う」 パワハラで転職したら、次の職場もヤバかった話(2/3 ページ)

スーパーの総菜部門→専門スーパーに転職したところ……。

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「二人一組になって自分の母親の悪口を叫び合う」「周りは皆泣きながらやってましたよ」

 それから「二人一組になって自分の母親の悪口を叫び合う」というのもありました。「何で○○してくれなかったんだ!」と自分で考えて怒鳴るんです。私のペアはお互いシラけていて小声で「ヤバくない?」と言い合っていたのですが、周りは皆泣きながらやってましたよ。

―― そんなにのめりこめるものなんでしょうか

 たぶん感情を操作するためだと思うんですが、照明を暗くしたり音楽を流したりしてましたね。

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 おまけに、最後には「照明が暗くなって、振り向くと自分の上司や同僚が立っていて、お花がもらえる」という演出まであって。「あなたはすごいことを達成したんだよ」と思わせる目的なんでしょうね。私は「サボらなくてよかった」と思いました。

―― もし行かなかったら、そこでバレていたわけですか

 で、こういった経験をした結果、「この職場ムリだな」って……。

 私、スーパーの仕事自体は嫌いじゃないんですよ。ほぼ毎日同じことの繰り返しで、飽きてしまうところもあるけど、お客さんと話をするのは楽しかったりしますし。

 ただ私が就職したスーパーは2件とも、人間関係というか思想というか……仕事そのものとはあまり関係ないところが合わなくて。

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 そんなにたくさんの会社に就職できるわけではないから、働いてると外の世界ってよく分からないじゃないですか。「世の中では、こういうの当たり前なのだろうか」と考えると、苦しかったですね。

―― ちなみに、今はどんなお仕事を?

 スーパーで働く前はライターなどの仕事がしたかったのですが、今は都内のIT企業でWeb制作などをしています。やりたいことには近づけていると思います。

 これまでの職場と比べると……それはまあ、快適ですよね。

※本記事は取材対象者の声をそのまま記事化したものです。当該業界、職種などの労働環境一般を説明するものではありません。

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