ニュース

男の子もプリンセスになれる! ディズニーランドで「エルサ」になる夢をかなえた男の子が話題に

「かわいい」も「かっこいい」も、好きなものに性別は関係ない。

advertisement

 東京ディズニーリゾートにある「ビビディ・バビディ・ブティック」。3歳~小学6年生までの子どもが、シンデレラやベルなどのディズニープリンセスに変身できる体験型のサロンです。

 そんなビビディ・バビディ・ブティックで、大好きな「アナと雪の女王」の「エルサ」に変身した男の子が、「『好き』という気持ちを大切にしていてすてき」「男の子も変身できるのを知ってびっくり」Twitterで話題になっています。


エルサに変身した男の子の後ろ姿(写真提供:いちえさん)

 ねとらぼでは、息子さんをエルサに変身させたいちえさんと、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドに話を聞きました。

advertisement

エルサを好きになったきっかけ

 いちえさんの息子さんがエルサを好きになったのは、旅行中に飛行機の中で見た映画「アナと雪の女王」がきっかけ。息子さんは、映画をみた直後から「エルサが大好き」と、ずっとアナ雪の話をしていたそうです。

 続編の「アナと雪の女王2」の公開時にはすっかりエルサのとりこになっていた息子さん。アナ雪2を初めて見た日には、感動のあまりエンディングで涙。興奮して夜もなかなか寝付けないくらいだったといいます。

 いつしか息子さんは「エルサは魔法が使えて、僕も魔法でみんなを守りたい」と、エルサに憧れるように。この気持ちが今回のビビディ・バビディ・ブティックでの変身につながったようです。

「僕、エルサになりたい!」から、小さなプリンセスが生まれるまで

――息子さんが「エルサになりたい」といちえさんに伝えた時のことを教えてください。

 正直、驚きました。ですが、本人が「今まで貯めたお年玉を全部使ってもいい」というほど熱望しているので、その夢をかなえてあげたいとも思いました。

advertisement

 詳しく話を聞くと、息子が通っている幼稚園かお教室で「東京ディズニーランドでエルサになった」と言っていたお友達がいたことがきっかけのようでした。

――東京ディズニーランドに行くことを決めてから、当日までのことを教えてください。

 東京ディズニーリゾートのアプリからビビディ・バビディ・ブティックを予約しました。その際、必要な情報を入力したのですが、性別による利用制限は設けられていませんでした。

 無事に予約は完了しましたが、やはり不安はあり、当日に受付で男児であることを伝え、利用可能かどうかをあらためて伺いました。キャストさんには「大丈夫ですよ」と快く応じていただけました。


ビビディ・バビディ・ブティックの様子(写真提供:いちえさん)

――ビビディ・バビディ・ブティックでは、どのような時間をすごしたのでしょうか?

advertisement

 まず、男児であることを伝えた際に、受付のキャストさんから「お名前はどのようにお呼び致しましょうか?」とお気遣いを頂きました。女の子には、お名前のかわりに「プリンセス」と呼びかけることもあるとのことで、相談の結果、いつも呼んでいる「●●君」、もしくは「エルサ」と呼んでいただくことになりました。

 本人は、キャストさんから「エルサ」と呼んでもらい、「ぼく、エルサ?」と、とても喜んでいました。

 また、キャストさんたちは、メイクアップ中にもアナ雪や、ディズニーキャラクターのお話をして息子の気持ちを盛り上げてくださいました。特に、記念写真を待っている間の、息子がキャストさんに魔法をかける「アナ雪ごっこ」は、「魔法が使えた!」と満面の笑みで楽しんでいました。

――エルサといえば、長い三つ編みヘアが特徴ですが、息子さんのヘアスタイルもばっちりですね。

 短髪のため大変だったかと思いますが、キャストさんが工夫してウィッグを取り付けてくださいました。

advertisement

――エルサに変身した息子さんはどんな様子でしたか?

 エルサに変身した息子は、終日ニコニコとディズニーランドでの一日を過ごしました。多くのキャストさんやゲストの方にもお声がけ頂いて、ご満悦だったようです。

 帰る際にゲートを出ようとしたところで、息子が「エルサの服やお靴は返さなくていいの?」と聞いてきました。「そうだよ! 魔法は家に帰ってもずっと続くんだよ」と答えたところ、「良かった~!」とうれしそうにしていました。

いつから男の子もOKに? オリエンタルランドに聞いた

 以前は女の子しか利用を受け付けていなかったというビビディ・バビディ・ブティック。オリエンタルランドの広報担当者によると「ご要望にお応えし、2016年からお子様の性別を問わず受け入れをしている」とのことでした。


ビビディ・バビディ・ブティックの公式サイトより

 現在、東京ディズニーリゾートのビビディ・バビディ・ブティックで変身できるのは「ディズニープリンセス」のみ。海外のディズニーパークでは、プリンセスと同様に、王子様=プリンスに変身できるプログラムもありますが、残念ながら東京での実施は「未定」だそうです。

advertisement

 ビビディ・バビディ・ブティックの公式サイトには「なりたい私になれる特別な体験!」という文字が。オリエンタルランドは、「ビビディ・バビディ・ブティックは、お子様の『プリンセスになりたい!』という夢をかなえるサロンです。これからも、性別にかかわらず、お子様の思いをかなえていければ(広報担当者)」とコメントしています。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
  3. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  4. 「巨大なマジンガーZがお出迎え」 “5階建て15億円”のニコラスケイジの新居 “31歳年下の日本人妻”が世界初公開
  5. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  6. 鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
  7. 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開【大谷翔平激動の2024年 「妻の登場」話題呼ぶ】
  8. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  9. 日本人ならなぜか読めちゃう“四角形”に脳がバグりそう…… 「なんで読めるん?」と1000万表示
  10. 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響