ひゃっほー!!　何てウキウキする構成なんだ……♪　写真で解説する、JR西の新型夜行特急「WEST EXPRESS 銀河」（3/4 ページ）

3号車は家族向け個室「ファミリーキャビン」を設置

　3号車は一般普通車です。3号車の中央部に2号車と同じ仕様のリクライニングシートが並びます。2号車女性専用車とは異なり、座席の色は青色と緑色です。

　このほか、普通車指定席コンパートメント「ファミリーキャビン」を2室、フリースペースの「明星」を設置します。ファミリーキャビンは4人用半個室の座敷スタイル。家族層やグループが気軽に利用できそうです。夜行列車運行時は座面のマットレスを広げて寝られるようにした寝台仕様（2人用）になります。

4号車は、車両丸ごとフリースペース

　WEST EXPRESS 銀河の目玉の1つが、4号車を1両丸ごとフリースペースとした「遊星（ゆうせい）」です。

　4号車の遊星にはボックス席や大型ベンチ、ミニテーブルなどを設け、乗客は自由に利用できます。ボックス席のテーブルは何と将棋、囲碁、チェス、オセロ盤仕様。のびのび楽しくすごせそうで、インバウンド客の注目も集めそうです。

　大型ベンチは、靴を脱いで車座になって語り合えます。ペンションやホステルのように客同士のふれあいもできそうです。

　なお、WEST EXPRESS 銀河に車内販売は設けませんが、特産品の販売やイベントなどは都度、定期的に予定します。この手のイベントは4号車で行うようです。

5号車は普通車指定席の「クシェット」席　廊下の様子はまるで「かつてのブルトレだ」……

　5号車は普通車指定席ノビノビ座席「クシェット」の車両です。基本構成は2号車と同じですが、フルフラットシートは緑色が基色です。

　なお、車高の関係からヨーロッパのクシェットのように上部に荷物棚はありません。その代わり車両の端に荷物置場を用意しています。

　5号車の廊下は、かつてのブルートレインB寝台を思い出してしまって思わずグッときました。右側にフルフラットシートが並び、廊下は左端。廊下とフルフラットシートの間にはドアはありません。