コラム

【写真で解説】「京急ミュージアム」見てきたよ!月刊乗り鉄話題(2020年1月版 おまけ)(2/3 ページ)

特にジオラマがすばらしい……!

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京急沿線ジオラマが圧巻! 沿線民はもちろん、そうでない人も大興奮

 京急沿線の街を再現したジオラマも圧巻です。

 京急電鉄といえば羽田空港輸送。この辺りが特に面白いです。羽田空港の奥には「蒲田要塞」の異名を持つ京急蒲田駅が、そして手前に国際線ターミナルが見えます。ここは2020年3月14日に「第3ターミナル」に改称します。3月29日から、これまで国内線専用だった第2ターミナルでも国際線を運航するので、それに伴ってターミナル名を変更。京急の駅名も「羽田空港第3ターミナル駅(旧羽田空港国際線ターミナル)」「羽田空港第1、第2ターミナル駅(旧羽田空港国内線ターミナル)」に変わります(関連記事)


京急電鉄といえば羽田空港輸送。羽田空港の奥が「蒲田要塞」こと京急蒲田駅で、手前は国際線ターミナル。その地下駅に向かうダミーの線路は空港線。実はここだけNゲージでデフォルメされています。遠近感の工夫です

ジオラマを観ていきましょう。入口近くに品川駅。将来、地平プラットホームになるので、これも懐かしい姿になりますね

JRの線路をまたぐ鉄橋もあります。高架下の飲食店街「品達」もありますね

京急グループが運営受託している平和島競艇場。筆者が住んでいたマンションはこの手前にあるんですけど省略されてしまいました(笑)

これもいまはない景色。大師線の産業道路の踏切と産業道路駅です。多摩川沿いのマンションも再現

手前は工業地域にある小島新田駅。奥に川崎大師が見えます

品川、横浜に続く重要拠点、上大岡駅です。駅ビルは京急百貨店です。あれ、手前の窓は……

……年に何度か開催されている「京急鉄道フェア」が再現されていました。スーパーベルズさんのライブの様子です

京急油壺マリンパークです。奥は三崎マグロ駅

三崎口の看板の「口」が赤くなっています。京急オープントップバスが待機中。そしてその奥の電車がチラリ。まるで幻の油壺延伸計画が実現したような(笑)

観音崎京急ホテル

デハ236のプラットホーム奥にある踏切非常ボタン。恐る恐る押してみたら光りました。音は出ないので安心して押してください

マイ車両工場は、車両の仕組みについて講義を聞いたあと、オリジナルデザインのプラレール車両を作れます。デザインを白いプラレール車両に貼り付けて完成。1回1000円です

ここからはおまけのおまけ。はまみらいウォークと日産グローバル本社ビルの通路、NISSANウォークを通って横浜駅から徒歩7分で京急本社ビルに到着すると、そこは2階です。ミュージアムは1階ですから、階段を降りるか、ウォークに面したエレベーターで1階に降ります

でも、降りる前に京急本社エントランスに行くと、こんな景色を楽しめます

エントランス内にもエレベーターがあります。この日だけかもしれませんが、全国の京急コラボ塗装車両を紹介するミニ展示がありました

何と、全国の10カ所で京急カラーが活躍しています。全部見に行きたい!!

京急本社エントランスの待合スペースです。セキュリティエリアの外。受付で要件を伝えて、社内に案内されるまでここで待ちます。じつはこの椅子、廃車された「800形のロングシート」です

京急ミュージアムの外に出ると気になるコーナーが……。保育園の「京急キッズランド 新高島保育園(仮称)」だそうです。2020年4月に開業予定。京急キッズランドはすでに8カ所を運営しており、9番目の施設になります。ビル内にテラス風の遊び場ができるそうです。キッズたち……帰りに毎日京急ミュージアムに寄れていいなあ

1月21日の開業に先駆けて、開業記念式典が開催。司会はこの連載でもおなじみ、女子鉄アナウンサーの久野知美さん。式典の前にしっかりと自著「京急とファン大研究読本 赤い電車に魅せられて」(関連記事)を紹介しておられました

ゲスト出演の中川家礼二さんと楽しく進行しました

京急電鉄横浜駅長の高浜惣一氏、同取締役社長の原田一之氏、同取締役専務執行委員の道平隆氏と、中川家礼二さん(運転席にいる!)による「出発進行」の合図

メディアインタビューに応える中川家礼二さん。「子どもを連れてきたいけど、上の子は鉄道趣味から離れつつあり……」と寂しそう。下のお子さんは生後4カ月。英才教育頑張ってパパ!!

中川家礼二さん、社長、専務のサイン入りヘッドマークはしばらくの間掲示されるそうです

京急ミュージアム

  • Webサイト:https://www.keikyu.co.jp/museum/
  • 開館時間:10時~17時(最終入館16時30分)
  • 所在地:横浜市西区高島1-2-8 京急グループ本社1階 横浜駅東口から徒歩約7分
  • 休館日:毎週火曜(火曜が祝日の場合は翌日)
  • 料金:無料(一部体験コンテンツは有料)

フォトギャラリー

杉山淳一(すぎやま・じゅんいち)

乗り鉄。書き鉄。1967年東京都生まれ。年齢=鉄道趣味歴。信州大学経済学部卒。信州大学大学院工学系研究科博士前期課程修了。出版社アスキーにてPC雑誌・ゲーム雑誌の広告営業を担当。1996年よりフリーライター。IT・ゲーム系ライターを経て、現在は鉄道分野で活動。鉄旅オブザイヤー選考委員。ITmedia ビジネスオンラインで「週刊鉄道経済」連載。著書に『(ゲームソフト)A列車で行こうシリーズ公式ガイドブック(KADOKAWA)』『ぼくは乗り鉄、おでかけ日和。(幻冬舎)』『列車ダイヤから鉄道を楽しむ方法(河出書房新社)』など。公式サイト「OFFICE THREE TREES」ブログ:「すぎやまの日々」「汽車旅のしおり」。

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