初めて食べるのになつかしい“イーフー麺” TDSホテルミラコスタの広東料理ランチコース「カントニーズ・セレクション」実食レポート
本格広東料理を東京ディズニーシーで。
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの中国料理レストラン「シルクロードガーデン」で、3月19日までの期間限定で広東料理のコース「カントニーズ・セレクション」が提供中です。シェフこだわりの広東風ローストダックやイーフー麺、XO醤やオイスターソースを使った料理などを楽しめる本格広東料理コースを実食レポートします。
四大中国料理といえば、北京料理、広東料理、四川料理、上海料理。中でも広東料理は中国南部の広東省や香港、マカオで広がっていた料理です。よく知られている「飲茶(ヤムチャ)」や「雲呑(ワンタン)」も広東語。貿易が盛んだったことや気候の暖かさから、野菜や魚介類など豊富な食材に恵まれた幅広いバリエーションが楽しめること、素材の良さを生かしたさっぱりとした薄味が特徴です。
本格広東料理を実食レポート
今回、ランチコースで提供されている全6品のうち、4品を実食レポートします。
まず1品目はシェフのおすすめ「広東風ローストダック プラムソース 花巻添え」です。パリッとした皮の食感と風味豊かなローストダックを花巻(蒸しパン)に包んでいただきます。北京ダックは皮だけというイメージがありますが、本コースは広東風なためジューシーな身も一緒に味わえます。甘酸っぱいプラムソースとの相性抜群! なお、ディナーコースでは付け合わせが追加されていたり、ソースが3種類へと増えるとのこと。
2品目は「帆立貝と烏賊(いか)の野菜の炒め」です。あっさりとした青菜やレンコンなどの野菜との炒め物で、しっとり柔らかな2種の海鮮が風味豊かに楽しめます。
3品目の「豚肉と野菜のイーフー麺(めん)」は香港で親しまれているパスタを意識した煮込み麺です。平たいパスタのような麺ですが、絶妙なゆで加減の食感としょうゆベースの味付けが、初めて食べるのにどこか懐かしい感じもする不思議な感覚です。シャキシャキとした野菜の食感も合わさって、大人も子どもも楽しめるメニューです。
デザートは「マンゴー豆腐とわらび餅入りココナッツミルク」です。マンゴープリンのつるんとした食感ではなく、杏仁豆腐と同じ食感で作られたややもったりとしたマンゴー豆腐の舌触りが面白いデザート。わらび餅とココナッツミルクと一緒にいただきます。トッピングに緑豆とハトムギが添えられており、ぷちぷちな食感も楽しめます。プレートのふちにあるピンクのパウダーはラズベリーの酸味がきいており、まろやかなデザートのアクセントになります。甘すぎず、コース料理の最後にぴったりです!
担当シェフの前田直樹さんにこだわりを聞きました。
「旬の食材を取り入れたり季節を感じられるようにしています。どちらも来ていただくゲストもいらっしゃるのでランチとディナーで麺とご飯を変えたり、よく食べられるあんかけ麺やつゆそばではなくイーフー麺という珍しい麺を取り入れてみました。ゲストに喜んでいただくというのが根底にあるので、ゲスト目線になってこれの次にはこれ食べたいなというコースのバランスを大切にしています」(前田シェフ)
ホスピタリティーあふれるコースは、ランチコース(4300円)とディナーコース(9700円)の2種類提供。2人から利用できます。
ちなみに、「シルクロードガーデン」では利用時間帯によって東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの「オチェーアノ」のテラスからハーバーショーを観賞することができます。ランチタイムには「ピクサー・プレイタイム・パルズ」、ディナータイムには「ファンタズミック!」が対象となります。記念日やサプライズに本格広東料理と専用エリアでのショー観賞を合わせて楽しむという“ツウな楽しみ方”もできちゃいますよ。
コース紹介
ランチコース 4300円
季節の前菜盛り合わせ、海老の唐揚げ XO醤ソース、広東風ローストダック プラムソース 花巻添え、帆立貝と烏賊と野菜の炒め、豚肉と野菜のイーフー麺、マンゴー豆腐とわらび餅入りココナッツミルク 全6品
ディナーコース 9700円
季節の前菜盛り合わせ、白身魚と帆立貝の葱生姜蒸し フィッシュソース、広東風ローストダック 三種ソース 花巻添え、イセエビと黄ニラの炒め、牛サーロインと野菜の炒飯 オイスターソース風味、フルーツ入り杏仁豆腐 祁門紅茶ソース 全6品
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