何でも報告し合う夫婦、妻から「彼氏とホテルに行ってきてええか？」との申し出が　「テレフォン人生相談」先週のハイライト（2/2 ページ）

妻は性行為が苦手な人間なんで……

　この日の回答者は弁護士の坂井眞。こちらも珍しく、相談者の煮え切らない発言にイライラしている様子。

　「事前報告をして、許可されなかった時はどうすることになってるんですか？」

　「それは日を変えてくれっていうような……」

　「今、話題をそらしたけれども、ホテルに行って……まあ肉体関係を持つってことですよね？　ラブホテルっておっしゃったから。日を変えたらオッケーって話ですか？」

　「あ、いや……そのことに関しては絶対ダメだと。もう今後も、ホテルなしでも会うことは許さないって……」

　相談者は「事前報告すれば遊びに行ってもいい」という微妙な制度で懐の深さを見せようとしているようだが、当然「報告したら全部オッケー」なんてことはないわけで、そこに無理が生じているのだ。

　「食事したり映画を観たりって、これデートだよね？　で、それ性行為しなきゃいいんですか？　そん時、何も感じなかったんですか、ホントに？　『性行為します』っていうと急にイヤになるわけ？」

　「……そうですね」

　「あ、性行為だけなんだ」

　ちなみに、放送ではもっとド直球な言葉を連呼していたのだが、この記事では若干オブラートに包んでいる。

　さて、坂井眞は肉体関係を持つのはイヤなのに、特定の男性と3年間、定期的にデートするのはオッケーだなんて、そんなはずはないと突っ込む。

　「アナタ本気で思ってます？」

　「でもその都度、まあ問いただして『そんなことはないよ』って……」

　「本気でそう思ってました？」

　「それは思ってました！　家内はその、元々性行為が苦手な人間で、すぐイヤがるんですね。性行為に興味がない、嫌いだっていうのもあったんで……」

　現実から目をそらしまくっているんだろうな……。妻は本当に性行為が嫌いなのか？　“相談者との”性行為だけが嫌いだったんじゃないの!?

　妻が彼氏に対して恋愛感情を抱いているのは明らか。その上で「性行為がない」ならば許せるのか？

　「これ以上続くようなら……耐えられないですね」

　「でしょ？　だとしたらそういう道（離婚？）が見えてくるし。正面からこういうこと聞くとそうやって話そらすから、もうそういう姿勢は止めた方がいいですよ」「今の起きている状況を理解した上で、『じゃあ私はどうしたいんだろう』っていう風に考えないと、物事が前に進まないですよ」

　加藤諦三が付け足す。

　「奥さんに、許さないんだったら『許さない』というような行動をすればいいんですよ。アナタ『許さない』と言いながら許す行動をしているから」

　相談者のどっちつかずな態度はともかくとして、妻の行動も理解しがたい。本当に彼氏とホテルに行きたいと思っていたら、わざわざ「ホテルに行く」なんて申し出るだろうか？

　煮え切らない相談者へのアピールとしてそんなのことを言っている可能性もあるのでは!?　もしくは、相談者のことを本気でバカにしているのか。

　……というかこの妻と彼氏、本当に肉体関係を持っていないと思います!?

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