メルカリに怪しい“コロナ対策グッズ”が増殖中 パワーストーンにオーガニック野菜 運営の見解は?
ただの石ころでは……。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大手フリマアプリ「メルカリ」ではマスクやトイレットペーパーの高額転売が削除対象に設定されました(関連記事)。
ですがネット上では、生活必需品以外にもコロナウイルス流行に便乗した出品が行われていると物議を醸しています。その出品とは、コロナに効く……“岩”?
「コロナ対策にどうぞ」として高額で販売されているのは、単なる“石ころ”と呼んで差し支えない“花崗岩(かこうがん)”。微量な放射線を発する性質が歪曲され、コロナウイルスを予防するというデマに発展したとみられます。
パワーストーン以外にも、食品やお守りなど、医学的な根拠が不明な「コロナ対策」アイテムが横行。すでに運営の判断で削除された出品も多いようです。
こうした状況をメルカリはどのように捉えているのでしょうか? 広報担当者は以下のように回答しています。
――コロナウイルスに限らず「○○(病名)対策」といった文言で、効果の怪しい商品を販売することは利用規約上どのように扱われるのでしょうか?
食品関連の禁止項目に該当するようなケースや、薬効に関する表記がある場合、その他禁止出品物ではない場合も不適切と判断されるものについては、ガイドライン違反の対象となる可能性がありますため、削除等の対応を順次進めております。
――(マスクやトイレットペーパーの転売対策なども含めて)現在、コロナウイルスの流行に合わせて行っている取り組みはありますか?
現在、マスクや除菌関連用品、トイレットペーパー・テイッシュペーパーに関して、取引状況によっては入手経路の確認や商品の削除・利用制限等を行っております。
具体的には、著しく高額な商品や大量に出品されている場合には、削除対象とし順次対応しております。また、利用者の皆様には、社会通念上適切な範囲での出品・購入にご協力いただくよう、注意喚起をしております。
取材協力:メルカリ
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