窓辺にクマのぬいぐるみを置く草の根活動“クマ探し”SNSで広まる 外出規制中の子どもたちの散歩を楽しく(1/2 ページ)
クマを見つけて楽しむ遊び。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出が規制されるなか、子どもたちが道を歩くだけで楽しめるよう、窓際にクマのぬいぐるみを潜ませるハッシュタグ「#GoingOnABearHunt(クマ探しに行こう)」運動が、草の根的に広がっています。
TwitterやInstagramで投稿が続く「#GoingOnABearHunt」は、自宅の前や窓付近にクマのぬいぐるみをおいて、家の前を通過する子どもたちを楽しませようとするもの。投稿はアメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなど世界各国で行われています。
ムーブメントの発生源は明らかになっていませんが、ハッシュタグに使用される「GoingOnABearHunt」は、児童書『We're Going on a Bear Hunt(きょうはみんなでクマがりだ)』に由来するもののようです。この児童書はイギリスを中心によく知られた作品で、子どもたちが飼い犬を連れてクマ狩りへ出かける様子を描いています。
「#GoingOnABearHunt」の投稿では、窓にひっそりと座るクマのぬいぐるみを眺められます。また「近所を散歩する子どもとご家族が、窓や庭にいるクマを見つけて楽しめます」「人との距離(ソーシャルディスタンス)を取りながら、簡単に楽しく交流できます」と参加を促す人の投稿も。
クマ探し用のスタンプシートや地図を作り、本格的に楽しむ人も現れています。地域によっては、近隣住民にチラシを配布して参加を呼びかけているようです。家のなかから大小さまざまなクマ、ときにはパンダやコアラなども顔をのぞかせます。
なお新型コロナウイルス拡散抑止の措置として、自宅待機命令などが各地で出されていますが、地域によっては屋外での散歩やハイキングなどは許可されています。例えば、米ロサンゼルスでは3月19日から1カ月間の自宅待機命令が出ていますが、屋外での散歩や運動は可能と発表。ただし、人と会う場合は少なくとも6フィート(約1.8メートル)の距離をおくことが必要です。
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