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専門家「今こそ禁煙すべき時」「たばこ会社は生産・販売停止を」 新型コロナ重症化のリスク指摘
禁煙には「絶対的に最善の時」とのこと。
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結核や呼吸器系疾患の専門家などによる国際的な組織「国際結核肺疾患連合」は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、喫煙者は感染した際に重症化するリスクがあるとして、喫煙者に対し禁煙を呼び掛けました。たばこ会社には生産と販売の停止を求めています。
同連合によると、喫煙者は世界で13億人。たばこは肺に悪影響を及ぼす上、免疫系なども弱めるため、喫煙者は新型コロナウイルスを含む感染症に対しより脆弱だと指摘しています。
また2月に医学誌に掲載された研究によると、新型コロナウイルス感染症の患者約1100人を調べたところ、人工呼吸器やICU(集中治療室)での治療が必要だった人、または死亡した人の25%以上が喫煙者(過去の喫煙含む)だったとのことです。
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同連合の専門家であるガン・クアン博士は「今こそ禁煙する絶対的に最善の時だ」と呼び掛け、各国に対し禁煙を支援するよう求めています。
また、たばこ会社がブログやSNSなどを通じ、新型コロナウイルス感染症と喫煙との関連を否定するかのような情報を発信していると指摘。「喫煙者はより高い重症化リスクがあるというエビデンスがある。たばこ会社が新型コロナウイルスと戦う最善の行動は速やかにたばこの生産、マーケティング、販売を停止することだ」とクアン博士は述べています。
京都大学iPS細胞研究所の所長、山中伸弥教授による新型コロナウイルスの情報サイトによると、「喫煙者は重症化しやすい」という情報は「正しいかもしれないが、さらなる証拠(エビデンス)が必要な情報」に分類されています。
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