とあるAVのサンプル映像、かつてない“変態ぶり”が話題に　カラオケMV風の仕上がりでエモさしかない

　とあるアダルトビデオ（AV）のサンプル映像がTwitter上で話題になっています。カラオケでよく見かけるミュージックビデオ（MV）を再現し、AVのサンプルを見ていることをすっかり忘れノスタルジックな気持ちになれる“青春感”にあふれた内容に注目です。これはエロなのか、それともエモなのか。

　アダルト業界1年目だというTwitterユーザーが、「こんなAVのサンプル見たことなくて爆笑したし、普通に見入ってしばらくFANZAにきたこと忘れてた」とツイートしたことから話題になったこの映像。新人女優・篠田あかねさんのデビュー作のサンプル映像となっており、篠田さん（女子高生姿）が自己紹介を終えると、突如として青春パンク感があふれるメロディーが流れ始め、フォントやカット割り、表示された歌詞の色が変わっていく編集など、カラオケMV風の映像に変ぼうを遂げていきます。完全にカラオケのやつだ。

　驚くことに、4分15秒あるサンプル映像の中で“エロ要素”はラスト15秒だけ。何かの映像をカラオケMV風にするという手法は過去にもあったはずですが、“AVのサンプル”という特殊すぎる土俵でそれを表現し、しかも“エロを入れない”という思い切った決断をすることで、誰も味わったことのない独特のエモさを生んでいました。

　同作を手掛けたのは、「がいがぁかうんたぁ　実写版」「憑依バカッター」などの作品でも知られる太田みぎわ監督（関連記事）。悪魔的発想の同作について太田監督は、「女優さんの顔立ちの雰囲気が古風な方だったので、レトロなイメージがエモいかな……という割と短絡的な発想です」と単なる思いつきだと謙遜気味に語っていますが、このアイデアを実行に移している時点で尊敬すべき“変態”であることは間違いありませんね。

　元ツイートに添えられたサンプル映像は、すでに40万回再生を突破。Twitter上では、「天才」「これは、、初めて見ました」「作品どうこうじゃなくて、サンプル動画がなぜカラオケ風なのか知りたいw」「AVのサンプルでMV作ってしまうようなヤバい監督なんて太田しかおらんはずやけど誰やろ…？　と思って見にいったらやっぱり太田だった」など反響が寄せられています。