星野源、社会現象化した「うちで踊ろう」に驚き 「面白いものとか楽しいもので埋めたい」と考え明かす(1/2 ページ)
最近は、一日中「うちで踊ろう」のコラボ動画をチェックしているという星野さん。
ミュージシャンの星野源さんが4月14日、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組「星野源のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で、SNSで発表し大きな反響を呼んでいる楽曲「うちで踊ろう」が生まれたいきさつや、「面白いものとか楽しいもので埋めたい」という考えを語りました。
星野さんがCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大対策による外出自粛中に制作し、4月3日にInstagramで公開した同曲は、「誰か、この動画に楽器の伴奏やコーラスやダンスを重ねてくれないかな?」と呼び掛けたことからさまざまなコラボが誕生。ついには安倍晋三首相もコラボ動画をTwitterに投稿するに至りました。
前週の放送に引き続き、自宅からのテレワーク出演となった星野さんは、「すごいですね反響が。ほんっとにね。……すごい!」とこのムーブメントに言及。前週の放送で「自分の中では社会現象」と語っていたことが、自身だけでなく本当の意味で社会現象となっていることに驚きの声を漏らしました。
多くのコラボ動画が誕生した中でも、アスリート、特に元女子レスリング日本代表の吉田沙保里さんが「うちに踊ろう」に合わせてシャドーボクシングをするコラボ動画を称賛。吉田さんの生き様が反映されているような動画に、面白さや楽しさだけでなく、「なんか泣きそうになる」と感動もひとしおの様子でした。
また、楽曲制作に至った思いも吐露。新型コロナウイルス感染対策のため週末の外出自粛要請が出たころ、海外の動向を考えるに、それが遠くない将来、毎日(外出自粛)になるのではないかと考え、「家の中でも面白いと思えること、見ているだけでも面白いし、自分のやり方で参加できるんじゃないかと思えるようなこと。1日の楽しみにできるようなもの。そういうものができないかなと考えた」と語りました。
さらに、楽曲に頻出する「重なり合う」というフレーズは、動画に誰かが何かを「重ねる」という仕掛けとつながるように作曲したとし、「離れていても、一緒に誰かと過ごしている感覚、つながっているような感覚ってそれだけで生きられる」と思いを述べました。
前週から一度も外に出ていないという星野さんは、ずっと「うちで踊ろう」のコラボ動画をチェックしているとして、面白い、と思ったものは自身のInstagramのハイライトに置くようにしているとのこと。「寝癖が凄すぎて歌が入ってきません」と話題の大泉洋さんのコラボ動画には、「大泉洋さんなんかただ自分の髪形をあげているだけだから」と笑いを交えてフォローしつつも、事前に電話でやりとりした上で生まれたものだとし、「これでもいいんだと思ってもらいたくて、自分のところで動画をアップした」という裏話も明かしました。
一方で、「人をばかにしたりとか、人を嫌な気持ちにさせてやろうとか、全く無視したことをやろうだとか、そういう動画は僕は全く好きじゃないし、自分のところ(Instagram)でピックアップしようという気持ちにはもちろんならない」とバッサリ。“面白いものとか楽しいもので埋めたい”と思いを伝えました。
さらに、衣食住といった生活に欠かせない要素と比較する形で、「衣食住はもちろん大事だけど、楽しいとか面白いことがないと人間は死ぬと僕は思います」とコメント。「人間は余計なことをする生き物。余計な想像力があるから、家族を守ることができて、自分の命を守ることができる。でもその余計なことの中には、変なこともあって、面白いこともあって、アホみたいなこともあって。それを見るだけで面白かったり、楽しい気持ちになったりすることで、今日も生きようと思えるんです」と持論を展開し、「だから、ぜひ皆さん、面白いことをしよう。楽しいことをしよう。……ね!」と言葉をためながら、熱く語りかけました。
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