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東京の人の移動、緊急事態宣言後は1月と比べて7割減と判明 外出自粛が天気の影響を上回る

ウェザーニューズが「お出かけ移動量マップ」を公開しています。

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 ウェザーニューズは、同社の天気アプリのユーザー情報を解析して推計した「1日ごとの平均移動距離」を分析。その結果、東京における人の移動は緊急事態宣言後、2020年1月と比較して約7割減少しており、雪が降った日よりも格段に人々の移動距離が短くなっていることがわかったとしています。

都心で雪が降った3月14日の人々の平均移動距離(※充分なデータが得られていない箇所は表記を省略)

 2020年1月6日~4月現在までを対象とした約600万レコードの位置情報を、個人が特定できないビッグデータとして解析。「お出かけ移動量マップ」として特設サイトにて公開しています。それによると、1月の休日の平均と比べて、都心で雪が降った3月14日(土曜日)と3月29日(日曜日)はそれぞれ23%と43%減少しており、雪が人々の行動範囲に影響を与えていることがわかります。

こちらも都心で雪が降った3月29日の人々の平均移動距離。14日より青色(6割~8割減)や白色(8割減以上)が増えています

 また上記14日と29日の変化量の違いは、新型コロナウイルスの影響(外出自粛)によるものではないかという考えから、比較するため緊急事態宣言後の初めての週末となった4月12日(日曜日/天気は曇り時々雨)を分析。すると、外出には問題のない天気でしたが、東京23区内の平均移動距離は74%も減少しており、1月~4月現在までで最も減少率が大きくなったとしています。

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緊急事態宣言後の初めての週末、4月12日の人々の平均移動距離。3月の雪の日と比べて、より白色が多くなっているのがわかります

 ちなみに今回のデータ分析は、同社による「天気と人々の行動との関係を明らかにする調査」の一環として実施されたもの。今後も移動距離の分析結果は「お出かけ移動量マップ」にて毎日更新・公開されます。

※1日の平均移動距離は、ユーザーの1日の最大移動距離(直線距離)の推定値を平均して算出。なお、分析結果はアプリ「ウェザーニュース」にて位置情報の利用を許可したユーザーのデータを、個人の識別ができない状態にしたうえで解析・推計しています



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