【無料配信記念】ミュージカル『刀剣乱舞』ファンが各作品の見どころを紹介!「三百年の子守唄」「葵咲本紀」編(1/2 ページ)
4月24日から5月3日まで、毎日1作品ずつライブ配信中。
4月24日から5月3日まで、動画配信サイト「DMM動画」は「ミュージカル『刀剣乱舞』」シリーズ(以下:刀ミュ)の無料配信を実施中。期間中は、毎日20時から1作品がライブ形式で配信されています。
今回は、5月2日配信の「三百年の子守唄」(2019年上演版)と、5月3日配信の「葵咲本紀」の2作品の簡単なあらすじに加えて、個人的「胸アツポイント」を紹介します。胸アツポイントには軽いネタバレにつながる内容も含まれているので、気になる方は回避してくださいね。刀ミュの中でもこの2作品は特に関連性が強いので、是非とも合わせて見ていただきたい作品です。
5月2日 ミュージカル『刀剣乱舞』 ~三百年の子守唄(2019年上演版)~
「三百年の子守唄」 あらすじ
この作品は徳川家康の一生、約70年にもわたる長い時間を、刀剣男士と共に歩んでいく物語です。敵である時間遡行軍に攻め込まれた三河の岡崎城で、唯一生き残った生まれたばかりの徳川家康を、にっかり青江(にっかりあおえ)と大倶利伽羅(おおくりから)が預かってしまったことから物語が始まります。
出陣するのは、徳川家康から幸運を運ぶ刀として愛されてきた物吉貞宗(ものよしさだむね)、徳川家に不幸をもたらすという伝説をもつ千子村正(せんごむらまさ)、徳川家康の忠臣だった本多忠勝の槍である蜻蛉切(とんぼきり)、神社で人々の平穏を祈願してきた石切丸(いしきりまる)、幼子の幽霊を斬ったという逸話があるにっかり青江、伊達家伝来で他人と馴れ合うことを好まない大倶利伽羅。彼らは江戸幕府の成立を阻もうとする歴史修正主義者たちから徳川家康を守るために、服部半蔵や井伊直政などの重臣になりきって生きることにしました。
歴史通りに桶狭間の戦いや姉川の戦いに出陣する刀剣男士たちですが、時間遡行軍だけではなく、生身の人間と戦うことになります。そして、徳川家康たち人間とも深く関わることに。刀であるのに人の心を持った刀剣男士の葛藤、生まれてしまった“情”とのせめぎあい、そして妖刀と言われ続けてきた千子村正の行動にも注目してみてください。
「三百年の子守唄」独断と偏見による胸アツポイント
戦うだけでなく、赤ん坊の徳川家康を育てることになる刀剣男士。いないいないばぁをしたり、おんぶしながら鍛練したり、慣れないながらも懸命に子育てする光景は実に微笑ましいです。風車が風に吹かれて回るのを家康の成長にたとえて歌う曲「かざぐるま」はとても叙情的な名曲です。
そして子守唄を歌いながら、長男の信康を育てる石切丸。神社で「祓い給え、清め給え」と人々の平穏を祈ってきた石切丸は、約300年にわたる平穏な江戸幕府を成立させるためとはいえ、人が人を斬る戦場に行かなければならなくなります。それは、彼にとってどれほどの痛みを伴うことでしょう。
追い討ちをかけるように、石切丸は歴史通りに“あること”をしなくてはならなくなります。刀剣男士として歴史通りに物事を運ぶことの難しさ、そして石切丸の心の変化に着目してください。
気分を切り替えるライブステージの2部は、妖しい魅力を存分に振りまく千子村正とにっかり青江、けして笑わず客席に媚びない大倶利伽羅など、個性のバーゲンセール状態です。特に注目なのは、spiが演じる蜻蛉切の歌声。刀ミュメンバー随一と言える歌唱力を誇る蜻蛉切の優しい歌声に、ぜひ酔いしれて下さい。
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