2019年でいちばん「ギャッッッ!!!」ってなった映画「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」についてダベる会をやりました:マシーナリーともコラム(2/4 ページ)
「平成を生きた者たち」なら響く映画。
初見だと誰がゲストか分からない
とも子:そんで、具体的にこの映画のどこが分からなかったの?
しげる:いろいろあるんだけど……最初に聞きたいのはさ、あれ、パパイヤ鈴木は何なの?
とも子:え、そこが気になるの!?
しげる:いや「わ! なんかいきなりパパイヤ鈴木出てきた!」ってけっこうびっくりしたんだけど……。
とも子:あれは……なんというか、とくに意味はないですね。
しげる:無意味!?
とも子:なんだろ……。なんというか……芸能人枠なんだよね。「次のライダーにはこの人が出ます!」というサプライズ枠というか……。芸能人吹き替えみたいな感じというか……。
しげる:はあ。
とも子:あそこでパパイヤ鈴木が出たから平成ライダーずっと見てる勢的に「うれしい! やった! 胸熱! まさか出演してくれるとは!」ってことはなくて「今年はこの枠、パパイヤ鈴木か~~」って感じだね。
池谷:クォーツァー(※)は基本ISSAとDA PUMPなんだよね。プラスパパイヤ鈴木……。
編注:歴史の管理者を名乗る集団。要するに敵(ISSAがリーダー)
とも子:あと仮面ライダーザモナスに変身してたのはスーパー戦隊の「キョウリュウジャー」のメインキャストの人だね。
しげる:あれって映画オリジナルなの? ザモナスは。
とも子:え? そうだよ。完全映画オリジナルキャラ。パパイヤ鈴木と同じ。ゲスト。
しげる:あれ新キャラなの!? あんまり自然にスーッと出てくるからテレビシリーズのころから出てるキャラなのかと思ったよ!
とも子:そんな自然に出てきてたっけ……。
しげる:え……逆に、逆にさ。テレビから出てる人ってどれ!? あの映画のなかで。
とも子:そこからなんだ! まず常磐ソウゴくんでしょ、ゲイツ、ツクヨミ、ウォズ……。あと時計屋のおじさん。生瀬勝久。
しげる:はいはいはい。
とも子:と……あとはオーマジオウくらいかな?
しげる:え!? じゃあそれ以外の人はみんなゲスト!?
とも子:まあ……。
しげる:なんか最初山のなかに行ってさあ、クリス・ペプラーのとこに行ったじゃん。あのへんに出てきた兄ちゃんとかは……。あ、もしかしてクリス・ペプラーもジオウのキャラじゃないの!?
とも子:あの人は「仮面ライダードライブ」のキャラなんだよ。
しげる:えっえっえっ、なんでなんの脈絡もなく出てきたの? なんか……クリス・ペプラーのこと知ってて当然みたいな体で出てきたじゃん!
とも子:それは……それはね……。なんでだっけ……。えっとね……そもそもジオウって主人公の常磐ソウゴくんが歴代ライダーに会ってライドウォッチを集めるというお話で……。
しげる:ライドウォッチって何?
とも子:仮面ライダーの顔を象った時計なんだけど……。変身するときに使ってたでしょ。
しげる:あのガキョンってやってたヤツか。
とも子:あれを、歴代仮面ライダーとかそのまわりの人たちを助けたりすることで「君は信用できる、これはお前が持っているべきだ」とかなんとか言われながら受け継ぐわけだね。歴代ライダーの力を。
しげる:え、でも一個疑問なんだけどさ。歴代ライダーのとこに巡ってライドウォッチをもらうと。それは分かるんだけど昔のライダーの人たちって本編放送時は誰もライドウォッチとか持ってないわけじゃん。どっから出てくるの?
とも子:いや……いつのまにか持ってるんだよ。
しげる:えぇ!?(爆笑)
とも子:あれっ、あれ? いつのまにかポケットに入ってる……! でもソウゴの顔を見てたら、「これはお前が持ってるべきな気がするぜ……!」って渡してくれるのが基本パターン。
しげる:瞬間瞬間を必死に生きるのにも程がないか?
とも子:あと映画でも描写があったけど、ライドウォッチの力をジオウが受け継ぐと元のライダーはなかったことになって記憶も消えるんだよね。割と消えたり消えなかったりはまちまちなんだけど……。
しげる:まちまち!? まあいいや……あとクリス・ペプラーが地下みたいなところにいたじゃん。なんであんなところにいたの?
とも子:えっ? あれは……あんまり深く考える必要ないんじゃん?
しげる:えっ!? 考える必要ないじゃなくてちゃんと説明してほしい。なんであそこにいたの?
とも子:マジで? それ聞かれると全然思ってなかったわ……。
しげる:いやマジで初見だと全然意味が分からなかったんだよ! クリス・ペプラーの霊体みたいなのがなんで地下にいてみんなでそこに行くのって? いきなり死ぬほど混乱して……。
とも子:マジでそこらへんについて「なんで?」って考えたことすらなかった……。地下にいくと雰囲気がいいと思ったからでは……。
しげる:雰囲気!? じゃああの白い仮面ライダーは?
とも子:だからそれも「ドライブ」に出てくるキャラ。2号ライダーの仮面ライダーマッハ。
しげる:でもなんの説明もなくポロって出てきたじゃん。
とも子:それはだって、マッハはクリス・ペプラーの友達だから呼べば来るでしょ。
しげる:えっ、呼ばれたらって……。待って、仮面ライダードライブの世界と、仮面ライダージオウの世界が混ざってるってこと?
とも子:えーーーーーっとそれはジオウの肝っちゃ肝なんだけど……。ジオウと似たようなコンセプトの平成ライダー10周年記念作品の「仮面ライダーディケイド」では「それぞれの仮面ライダーの世界に行く」っていうスタイルだったんだけど、「ジオウ」では仮面ライダーの世界が融合してしまっているんだな。
しげる:はーん。じゃあ全ての歴代仮面ライダーが並列でみんないるんだ。
とも子:まあそれについてはタイミングタイミングでいたりいなかったりするんだけど……。
しげる:なんでそこをちゃんとやってくれないの!? そ、そこがいちばん面白いやつじゃん! そこが醍醐味(だいごみ)でしょ!?
とも子:うんいや、まあそこは一気にやると混乱するからかもしんない……。いや、たまに複数の仮面ライダーが混ざったりすることはあるんだよ? 「オーズ」と「エグゼイド」が混ざったりしたし……。でも基本は順番順番に来てたね。
しげる:「あれとあれが共演するんだ!」みたいなクロスオーバーが楽しいところなんじゃないの?
とも子:もちろんそうだよ! たまにある! そういう内容の映画もあるし!
しげる:たまになんだ。
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