東京タワーにドラゴンが!? 風景+切り絵の組み合わせで作り出す異世界のような写真がステキ!
岩山の景色が切り絵一つで壮大なボーリング場に。
ロンドンを拠点とするフォトグラファーのリッチ・マコーさんのInstagramに投稿された、自然や街の風景に切り絵を組み合わせた写真が創造性が際立っていると注目を集めています。
リッチさんは黒い紙で切り絵をつくり、目にした風景に重ね合わせることで、誰も見たことがないような異世界を作り上げます。米カリフォルニア州タンパで目にした夕日は、大リーガーの切り絵を組み合わせることによって、まるで太陽がボールみたいにグローブに収まっているように見えます。
他にも米ユタ州の岩山が並ぶモニュメント・バレーを通る1本の直線道路に、ボーリングをする人を形どった切り絵を重ね合わせることで、一変して壮大なボーリング場に変わるのです。その他にもロンドンの夜空にライオンキングのシンバたちが現れ、幻想的な世界を作り出しています。
リッチさんは日本を訪れたこともあり、東京タワーに米テレビドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のドラゴンを登場させています。
他にも映画インディ・ジョーンズ「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」の名シーンである、主人公のインディがお宝の“聖なる石”を手にする瞬間をロンドン市庁舎の建物で再現したり、ロンドンのミレニアム・ドームがキャプテン・アメリカでおなじみの盾(シールド)に様変わりしたり。「この発想はなかったー!」と思わず声をあげてしまいそうです。
リッチさんはなんと映画「ジェミニマン」の主演をつとめたウィル・スミスとのコラボ作品も手がけています。映画の中で主人公が自分のクローンと戦うシーンを、リッチさんの切り絵で見事に再現しています。
リッチさんのInstagramには他にも見ていて脳が刺激される写真が満載です。またリッチさんは切り絵で世界のランドマークを異世界に変えた写真を掲載した『Around the World in Cut-Outs』という本を出版しています。全て英文表記となっていますが、これから切り絵でも始めてみようと思う人には良い参考書になるかもしれません。
画像提供:リッチ・マコーさん(Instagram)
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