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秩父鉄道の恒例「夜行急行ツアー」第四弾、8月に開催 国鉄客車の懐かしさ再び

今回はオプションで「デキ運転体験」もあるそうですよ。ひょぇぇ、運転できるの?

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 列車で夜を明かす夜行列車で「国鉄時代のあの空気感」がよみがえる……! 秩父鉄道と日本旅行による「夜行急行ツアー」が再び開催されます。4回目となる今回は、2020年8月29日に運行します。


特別ヘッドマークを装着した三峰号(写真提供:加藤篤史)

 今回実施する「がんばろう!日本 秩父鉄道&日本旅行 共同企画 重連電機・12系客車 夜行急行『三峰51号』熊谷・石原行の旅」は、秩父鉄道が保有する国鉄時代に作られた12系客車4両と電気機関車2両で夜行急行列車の旅を再現したツアー商品です。

 夜行列車が走っていた頃を思い出す層も、はじめて国鉄時代の匂いを感じる層にも、今では乗車することさえ難しくなった夜行列車の旅情を再び味わえると、過去3回のツアーはいずれも好評でした(関連記事)

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電気機関車を連結する貴重な重連編成で運行する(写真提供:山中章雄氏)

 今回は検温や換気、消毒、定員の削減など、複数の感染防止策を講じて実施。列車は8月29日の夜から翌30日の夜明けまで走ります。熊谷駅を22時10分頃発、羽生駅で折り返して熊谷駅に戻り、熊谷駅で電気機関車を2両連結する「前部重連編成」に組み替えます。


重連電機・12系客車 夜行急行「三峰51号」熊谷・石原行の旅の行程表

電気機関車を2両連結する「重連編成」に組み替える様子(第三弾ツアー時)(写真:大泉勝彦)

 再び熊谷駅を発車すると寄居駅、秩父駅、三峰口駅を経て熊谷駅に翌朝5時30分頃に到着。熊谷駅からは普通列車としての運行(途中駅のドア扱いはなし)で、石原駅には6時頃着。このように、秩父鉄道を夜通し“行ったり来たり”しながら、終夜運転を行います。

 また、ツアー前には実際に秩父鉄道の貨物列車や夜行急行三峰号をけん引する「デキ(電気機関車)」の運転を体験できるオプショナルツアーも用意。講習を受け、実際に約70メートルの運転を1人2回体験できます。

 ツアー申し込みは2020年7月6日15時に開始。日本旅行のWebサイトで受け付けます。

 価格は「1ボックス専有プラン(向かい合わせのボックス席1つ・ABCD4席を1人で専有)」が大人3万4000円(税込、以下同)/小人3万1000円、「2席専有プラン(窓側から2席のABあるいはCD席を1人で専有)」は大人1万8000円/小人1万6000円。今回は、密を避けるため「基本プラン(ABCD席のいずれか1席)」と夜鳴きそば企画は省略。最少催行人数は100人です。

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客車内の様子(第三弾ツアー時)(撮影:大泉勝彦)

 ツアー前のオプショナルツアー「デキ(電気機関車)運転体験」は、「午前コース(8時30分集合~12時30分解散)」と「午後コース(12時30分集合~17時20分解散)」の2部制で、どちらも「ひろせ野鳥の森駅」で集合・解散。オプショナルツアー代金は7500円。対象は小学4年生以上、こちらの最少催行人員は20人です。

大泉勝彦


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