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オスカー女優ハル・ベリー、批判を受けトランスジェンダー役を降板 「引き受けるべきでなかった」と謝罪

2018年のスカーレット・ヨハンソンに続き。

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 オスカー女優ハル・ベリーが、批判を受けて新作で演じる予定だったトランスジェンダー役を降板。7月3日にInstagramライブで、トランスジェンダーの男性役を演じることを明らかにしていましたが、急転直下の7月7日、Twitterに「皆さんからいただいた意見に対して謝罪します」と投稿しました。


ハル・ベリー(画像はハル・ベリー公式Instagramから)

 ハルは生まれたときに割り当てられた身体的な性別と、自分で認識している性別が一致している「シスジェンダーの女性」として、「自分はこの役を引き受けるべきでなかった」と謝罪。この役は実生活でもトランスジェンダーの俳優が「自分のストーリーを世の中へ伝えるために生かすべき機会」だと述べ、寄せられた厳しい意見にも感謝。今後は勉強を心掛け、またマイノリティーの支援者として公私にわたって自分の発信力を生かしたいと表明しました。

ハル・ベリーの謝罪文

 かねて性的少数者のキャラクターを、ストレートの男性や女性が演じることは議論の的に。2018年にはスカーレット・ヨハンソンが、今回のハルと同じように批判を受けたことでトランスジェンダーの役を降板しています。

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スカーレット・ヨハンソン、「アベンジャーズ」シリーズで演じたブラック・ウィドウ役でおなじみ(画像は「ブラック・ウィドウ」公式Instagramから)

 加えて現在のハリウッドでは、黒人に対する差別撤廃運動「Black Lives Matter」が盛り上がるに従って有色人種のキャラクターを白人が降板する事態が続出。6月にはともに白人女性であるクリステン・ベルとアリソン・ブリーが、それぞれアニメ作品で演じていた有色人種のキャラクター降板を表明しました。

関連キーワード

性同一性障害 | 謝罪 | 批判 | LGBT | ハリウッド

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