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「ついに本気を出した」「昔の周遊きっぷも真っ青な設定」 JR北海道の1万2000円「6日間全線乗り放題きっぷ」 注意点は?(1/2 ページ)

2021年1月末まで利用可能ですが、いくつか注意点もあります。

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 北海道旅客鉄道(JR北海道)が2020年7月17日から、北海道内の在来線特急列車と普通列車の6日間乗り放題きっぷ「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」を販売します。

 2020年7月現在、感染症の現状は予断を許さず警戒や対策は引き続き必要ですが、不安が晴れたあとの旅行シーンに向けて「恐ろしいチケットが出た」「ついにJR北海道が本気を出した」「昔の周遊きっぷも真っ青な設定」「秋くらいに予定空けられたら行きたい」などと話題となっています。


「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」でJR北海道の特急列車が乗り放題(画像:呼んでる渋沢)

 HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パスは、観光業の復興支援を目的に、北海道が行う旅行代金補助施策「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」の一環として発売します。価格は1万2000円(税込)。どんなきっぷなのか、どう使えるのか、どんな注意点があるか、気になるポイントを絞って説明します。

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既存の北海道フリーパスの半額以下、「札幌~函館の特急列車往復で元が取れる」くらいのお得度

 JR北海道が通年販売する全線乗り放題きっぷに「北海道フリーパス」があります。こちらは7日間有効で2万7430円。有効期間や一部条件(利用できる指定席の数など)に差はありますが、今回発売するHOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パスはこの半値以下で買えます。

 通常運賃と比べても大変お得です。例えば、札幌~函館間の特急列車は片道9440円(乗車券・指定席特急券の場合、2020年7月現在)。普通に一往復するだけで元を取れるとなると、その大きな割引感を理解しやすいかもしれません。

 指定席は有効期間中に4回まで利用できます。特急列車のほかに「富良野・美瑛ノロッコ」号や「くしろ湿原ノロッコ」号のような観光列車にも使えます。


札幌と函館を結ぶ特急「北斗」。HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パスは一往復乗るだけでも十分にお得(画像:呼んでる渋沢)

観光列車「富良野・美瑛ノロッコ」号にも乗車が可能(画像:呼んでる渋沢)

2021年1月末まで利用可能 ただ、利用前日までに「現地窓口での受取が必要」で「補助金の上限に達したら販売終了」にはちょっと注意

 HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パスの販売期間は2020年7月17日~2021年1月25日(予定)で、きっぷの利用期間は2020年7月23日~2021年1月31日(盆期間の8月10日~19日、年末年始期間の12月28日~翌年1月6日は除く)です。年末年始期間は使えませんが、年明けの1月末までと利用可能期間はかなり長いです。

 ただし、北海道の補助金上限に達した段階できっぷの販売が終了となります。販売終了となる場合はJR北海道のWebサイトで告知するとしていますが、いつ終わるかが一般利用者には予想しにくいです。買えるのは利用開始日の1カ月前からとなるので、期間後半の旅行計画には注意したいところです。

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 もう1つ、販売はJR北海道の指定席発売機/みどりの窓口/旅行センターとなります。利用前日までに現地で買っておくことになるのでしょうか。「前泊をするなどの工夫」などが必要なのも少しハードルが高そうです。

 もっとも、政府が展開するGo To Travelキャンペーン(関連記事)に関連して旅行代理店でこのきっぷを含めた旅行商品が販売される可能性もあり、後日可能になるのかもしれませんが、JRグループ各社のネット予約サイトでも容易に買えるようだと喜ばしいです。


指定席発売機は、札幌駅や新千歳空港駅などにも設置されるが、現地での発券となるには少し注意(JR北海道公式Webサイトより

 2020年7月現在、感染症対策には引き続き予断を許さない状況が続いていますが、不安が去ったら、いつもの北海道旅行ではなかなかできない大胆な行程での旅行ができそうです。


【訂正 2020年7月13日19時】初出時、利用可能期間の一部に誤記(2020年1月末まで→2021年1月末まで)がありました。お詫びして訂正いたします。お知らせいただいた読者の方、誠にありがとうございます。
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