東京駅「日本橋~幕之内~」(1200円)~バラエティ豊かなおかずが楽しい! 旅立ちの幕の内!!
広重の「東海道五拾三次 日本橋 朝之景」が描かれた上蓋を開けると、真ん中にドーンと乗った銀鮭の塩焼き!
【ライター望月の駅弁膝栗毛】
東京・品川と乗客を増やしながら、東海道を下っていく「のぞみ」号。
今年(2020年)3月のダイヤ改正からは、1時間に最大12本の「のぞみ」が運行可能なダイヤとなりました。
とくに東京駅毎時0分・30分前後には、「こだま」「のぞみ」「ひかり」の順で、16両編成の列車が、3分間隔で発車していく様子は圧巻と言ってもいいでしょう。
昔から、多くの旅人が行き交ってきた東海道。
江戸時代の旅人は、1日に八里~十里の道のりを、自分の足で歩いたと言います。
日本橋を起点に、だいたい程ヶ谷宿(現・横浜市保土ヶ谷区)の辺りまで。
江戸と京の間は、一般の人の足で13日~15日程度かかったと言います。
現在、最速の「のぞみ」は、東京~新大阪間を2時間21分で走破します。
(参考)国土交通省ホームページ
そんな時代の移り変わりを感じながら、東京からの旅立ちと共にいただきたいのが、「ジェイアール東海パッセンジャーズ」の駅弁「日本橋 幕之内」(1200円)です。
東京・品川・新横浜の首都圏エリア各駅で販売されている幕の内弁当。
今年2月に最終選考会が行われた国内最大級の業務用専門展「ファベックス」の「惣菜・べんとうグランプリ2020」では、見事、優秀賞を獲得しました。
【おしながき】
- ご飯
- 銀鮭の塩焼き
- 玉子焼き
- 牛肉とごぼうのすき煮 枝豆
- 天ぷら(蓮根、しし唐)
- 焼き豆腐~江戸前海苔の餡かけ~
- 煮物(がんもどき、里芋、人参、蕗)
- あさり煮
- 油揚げ入り小松菜煮
- 紀州南高梅の梅干し
歌川広重の「東海道五拾三次 日本橋 朝之景」が描かれた上蓋を開けると、真ん中にドーンと載った銀鮭の塩焼きが目を引きます。
脂がのった銀鮭で、控えめの白飯を完食できそうですが、すき焼き、天ぷら、焼き豆腐、紀州南高梅まで入ったバラエティ豊かなおかずが、箸のスピードをグングンアップ!
はやる気持ちと、じっくり味わいたい気持ちが入り混じって、楽しいひとときとなりそうです。
緊急事態宣言中は減便も行われた東海道新幹線ですが、人の動きの活発化に合わせ、いよいよ「のぞみ12本ダイヤ」の本領が発揮される時期がやって来ました。
とくに8月の旧盆期間中は、多くの臨時列車の運行が予定されており、8月16日には、過去最多となる455本の列車が運行される予定です。
新型車両「N700S」の登場と共に、その輸送力も注目を集める東海道新幹線です。
(参考)JR東海ニュースリリース・令和2(2020)年6月24日分
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/
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