「どこで生まれる?」「養殖と天然の違いは?」 ウナギの一生をなりきりプレイできる「ウナギいきのこりすごろく」発表
ゴールを競い合わないすごろくです。
公益財団法人日本自然保護協会と中央大学の海部健三准教授が、ウナギの一生を体験しながらウナギの保全と持続的利用を考えられる「ウナギいきのこりすごろく」を発表しました。
2020年の土用の丑の日は7月21日と8月2日。ウナギを食べる習慣が根付く一方で、ニホンウナギは絶滅危惧種とされています。「ウナギいきのこりすごろく」はウナギの誕生から産卵までを体験できるようになっており、ウナギにまつわる疑問を解決できる内容です。
すごろくのマス目ごとに連動するカードが用意されており、豊富なイラストとあわせてウナギについて学べるようになっています。学べる内容はウナギの生まれや養殖と天然の違い、ウナギが食べるものといったものから、ウナギが減っている理由、「放流すればウナギは増えるのか?」などのスケールが大きな問題も理解できます。マス目のなかにはダムの手前でナマズやブラックに食べられたり、ゴール目前の海でマグロやサメに食べられたりとスリリング。
小学校4年生から6年生の総合学習でも使えるやさしい内容ですが、先生向けのガイド動画や副教材もついていることから大人でも真剣に学びながら楽しむことができそうです。
一般販売は行っておらず、特設ページから無料でサンプルセットをダウンロードでき、今後はアプリへの移行も検討するとのこと。当面は特設ページからの申請で貸し出しを実施します。特設ページには、サイコロやコマのサンプル、授業やワークショップで使うシートなどが用意されており、ダウンロードしたものだけでも十分に楽しめそうです。
また、事前学習ができ、進行について説明する動画をYouTubeにて公開しています。
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