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NASA、多様性に配慮し惑星などのあだ名見直し 「エスキモー星雲」など使用やめる

手始めに「エスキモー星雲」「シャム双生児銀河」の使用をやめるとしています。

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 NASA(米航空宇宙局)は、惑星や銀河などに非公式に使っていたニックネームについて、多様性や平等などを考慮して見直すと発表しました


「エスキモー星雲」のニックネームで呼ばれていた「NGC 2392」 Credit:NASA, Andrew Fruchter and the ERO Team

 その第一歩として、「NGC 2392」星雲のニックネーム「エスキモー星雲」の使用をやめるとしています。「エスキモー」は北極圏の先住民の差別的、植民地主義的な呼称であると広くみなされており、ほとんどの公式文書から削除されています。また「NGC 4567」「NGC 4568」銀河のニックネーム「シャム双生児銀河」の使用も停止するとしています。

 今後は、ニックネームが不適切な場合は国際天文学連合(IAU)の正式名称のみ使用するとのこと。

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 NASAは、「Barnard 33」をその見た目から「馬頭星雲」と呼ぶように、ニックネームは正式名称より親しみやすいが、一見害のないように見えるニックネームが、有害で、科学にマイナスになることもままあるとしています。同機関では、多様性などの専門家と協力して、ほかのニックネームや用語の見直しの指針を提供する予定です。


「シャム双生児銀河」のニックネームで呼ばれていた「NGC 4567」「NGC 4568」 Credit:CHART32 Team

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