【体験レポ】古戦場の血染めの滝、取材班を襲う異常現象…… 心霊・廃墟ガチ勢が行く三和交通「心霊スポット巡礼ツアー」:NMR ねとらぼミステリー調査班(2/9 ページ)
なお、本記事閲覧による霊障等には責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
1番目:D堂跡
目的地へ向かう車内や、到着した現場にて、山本さんは心霊スポットのイワクや、道すがらの場所に関する怖い話を次々に語ってくれました。「今回は寄らないんですが、あちらには~」「ここでは事件が~」「~で、その人、常連さんだったんですけど」……。現場でホンモノに接してきた経験がそうさせているのでしょう、相当な迫力があります。山本さん、怪談家としても十分やっていけるのでは。
この先にあるD堂跡の周辺は、古くはこの地域の名産物の絹織物を運んでいた街道筋で、そこから「絹の道」と呼ばれていたそうです。D堂は、その道中の安全を祈るために建立されたとのこと。
D堂跡では、自分たち以外の何者かの足音が聞こえたり、老婆のすすり泣きが聞こえてくる、親子の霊が出る、などの霊現象があるといいます。
D堂にはいくつかのイワクがあります。1つ目は50年ほど前、お堂を長年守っていた女性が殺された強盗殺人事件です。それからD堂には誰もいなくなり、やがてお堂は不審火により全焼、解体されました。
D堂跡の東屋には女性の霊が出るそうなのですが、それは被害者の女性なのだといいます。
このお地蔵さんは、殺された女性の慰霊のために建立されたそうなのですが……何度か頭を落とされ修復されており、胴体と頭の色がまったく違います。本物の首無し地蔵として過ごした期間も結構長いのでしょう。
2つ目は、怪談家として知られる著名な方が、このD堂跡を舞台とした首無し地蔵の怪談を語ったことです。ですが話に出てくるのは、向かいにある健在なお地蔵さんとのこと。なぜ……?
さて、こちらがお堂の跡地です。一見すると土台が残るのみ、特に何もないのですが……山本さんいわく「霊能者の方によれば、この場所には霊道が通っており、柵が結界になっているそうです。絶対に乗り越えてはいけません、と念を押されました」とのことでした。
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