このツバメ、人を便利な巨大生物と思っている? したたかに生きる野鳥の漫画がほほえましい
ヘビを追い払ったりヒナを拾ったり、人がいいように使われている。
自宅に巣をかけたツバメに、いいように使われているかもしれない――。そんな日常を描く漫画がほのぼのします。
Twitterユーザーの大鳥(@Otori0704)さんが描いた体験談。ある日ツバメが仕事部屋の窓の外で騒いでいて、何事かと思って外に出ると、野良ネコが巣に前足を伸ばしていてびっくり。あわててシッシと追い払う大鳥さんでした。
その後もツバメはトラブルのたびに、窓の外で騒ぎ立てます。大鳥さんもヘビを追い払ったり、落ちたヒナを巣に戻したりと対応。そんな日々を振り返り、「僕のことを便利な巨大生物だと思ってるフシがある」とつぶやくのでした。ツバメがそこまで考えているかはさておき、人家に巣作りする習性は、人間の存在をアテにしてのことといわれていますしね。
漫画には「恩返しがあるといいな」「頼られるのは気持ちがいいですね」「ツバメからすると『優しい巨人』なのかも」といった反応が寄せられました。「ヒナを巣に戻すなど、野生の生き物に人が関与していいものか?」と疑問視する声もありますが、京都市動物園の野生鳥獣保護センターは、ヒナが親鳥から学びを得て独り立ちできるよう、「巣に返すのが一番」としており、大鳥さんの判断は間違っていないようです。
「人のにおいがついたヒナは、親鳥が面倒を見なくなる」とする説もありますが、同センターでは人が巣に戻したヒナが成長し、無事に巣立った事例が確認されているとのこと。「カラスが周囲にいないことを確認する」「刺激しないよう、親鳥が巣を離れたタイミングで戻す」「戻したらすぐ離れる」など注意点を挙げつつ、親鳥に戻すよう勧めています。
作品提供:大鳥(@Otori0704)さん
関連記事
飛び回る鳥と追う店員の前で普通に食事する自分 飲食店内のできごとを描いた漫画に「あるある」「海外では日常茶飯事」
シュール。「多分もう帰れないな」 雨宿りで怪異に行き合った女の子の漫画が不思議で考察したくなる
アジサイの色はどうして変わるのでしょう?「ガーガーって何の音?」 言われないと「カエルの大合唱」に気づかない田舎育ちあるある漫画に共感の声
漫画を読んでカエルの声に包まれていることに気づく声も。“神様が動物造りをデザイナーに外注したら、変な生き物できちゃった“ 動物の進化をデザインから学ぶ漫画が面白い
知識と発見がいっぱい。「1限と4限が必修だった絶望」「いつの間にか全く違う顔になっている学生証」 大学生あるあるを描いた漫画が「完全に私」
わかるなぁ~。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.