美ボディにうっとり 1980年製「BMW R100 RS」をツヤツヤに仕上げたフルカウル・カスタムバイクがすごい(1/2 ページ)
こりゃたまらん!
バイク全体をツヤのある美しいカウルで包み込んだカスタムバイク「グッド・ゴースト」が、海外で大きな注目を集めています。昔ながらの伝統工芸品を彷彿とさせる艶めかしさに驚嘆します。
グッド・ゴーストは、1980年製のヴィンテージバイク「BMW R100 RS」をベースに、ドイツのカスタムバイクショップ「キングストン・カスタム」が作りあげました。
キングストン・カスタムといえば、過去に紹介した「ホワイト・ファントム」「ブラック・ファントム」という流線形カウルをまとったBMWカスタムバイク製作で大きな注目を集めたショップです。
今回制作したグッド・ゴーストは、当初の制作計画にはなかったそうで、大物コレクターの強い要望を受けて特別に制作した3号機にあたります。
グッド・ゴーストの特徴はタイヤまですっぽりとバイク全体を覆った流線形の美しいカウルです。
リアのシルエットは前作ブラック・ファントムから受け継がれたデザインで、新たに前輪やハンドルまで覆うフロントカウルを追加しています。
一体感が高まり、これまでの作品とは一味違った印象に仕上がり、より魅力が増しています。よく見ると、フロントにはBMWの「キドニーグリル」を縦に引き伸ばしたようなスリットがあり、なかなか凝った造形です。
中身は基本的にR100 RSの原型を保っており、スイングアームを後期形の片持ちタイプ(モノレバー)に変えた程度。スイングアームもサスペンションも1本になるので、スリムな形状のカウルに収めるためには好都合なのでしょう。カウルの側面にはタイヤやホイールが見える整備用のフタがあり、車載工具が収められています。
左右に突き出た機械は、BMWのバイク特有の水平対向(ボクサー)エンジンのヘッド部分。そこからワンオフマフラーがまっすぐ後ろに伸び、長い車体をより美しく見せています。リア部分はマフラーのエンド部分とLEDテールライトが一体になって尻尾のように伸び、金管楽器のようなデザインです。
全体的に観賞用、芸術品という感じのオーラを放つバイクですが、実は空気抵抗が少なく速いんじゃないか、そんな気もしてきます。
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