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「ウソみたいだろ。駅舎なんだぜ。これで。」 竜宮城から始まる江ノ島めぐりの旅に行ってきたやすこーんの「くらしの鉄道」(2/5 ページ)

これが駅舎!? 竜宮城を見たことはありますかー? 実は電車で行けるんですよ。

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見どころ2つ目:立派すぎる圧巻の「竜宮造り」の駅舎とその造り込み

 新しい片瀬江ノ島駅にはクラゲの水槽のほかに、さらに2つ、大きな見どころがあります。

 見どころ2つ目は、神社仏閣に使われる「竜宮造り」という技法を用いた駅舎建築そのものです。

 竜宮造りとは、社寺における楼門の造り方の一種で、下をしっくいで塗り固めて、中央にアーチ型の通路、上部は木材で軒を組み、入母屋の屋根を載せる技法。楼門というと、大好きな武雄温泉を思い出します。

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武雄温泉楼門(2017年1月撮影)

 この技法を駅舎として用いたのは、おそらく片瀬江ノ島駅が初めてだと思います。

 装飾には、龍はもちろん、江ノ島ならではの、かわいいイルカたちもいました。

 門のアーチ部分の天井は、四隅にポーズの違うウミガメの彫刻。奥に設置されたデジタルサイネージと共に、龍宮城っぽさが増しています。


金のイルカが屋根の上で笑っている

向かって左側の屋根には、さらに3匹のイルカ

使用されている木材は神奈川県産のもの

見どころ3つ目:15メートルの圧巻「龍の彫刻」 中には「隠れ○○」がたくさん

 そして見どころ3つ目。改札内、コンコースの天井にある、約15メートルの龍の彫刻です。


日野在住の彫刻家の方が1年半かけて作った約15メートルの五頭龍

 じっくり見ていくと、ここにも遊び心がたくさん盛り込まれていました。探してみると……いろいろいました!

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 龍の下に鯛が。1つ見つけると、次々探したくなります。あっ、タコも発見!


鯛は比較的分かりやすい

波間に顔を出したタコ

 全部紹介してしまうのもなんなので、この辺にしておきます。ほかに亀や巻貝、UFO(?)もいるそうです。ぜひ実際に行って探してみてください。

 ちなみにこの彫刻、ホーム側から上を見ずに真っすぐ改札に向かうと、気付かない恐れがあります。そんなもったいないことにならないよう、電車から降りたら、クラゲの水槽前あたりで一度立ち止まり、振り返ってみましょう。

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