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「ウソみたいだろ。駅舎なんだぜ。これで。」 竜宮城から始まる江ノ島めぐりの旅に行ってきたやすこーんの「くらしの鉄道」(1/5 ページ)

これが駅舎!? 竜宮城を見たことはありますかー? 実は電車で行けるんですよ。

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 竜宮城を見たことはありますか? 私はあります。

片瀬江ノ島駅
電車で行ける「竜宮城」! 別名、小田急江ノ島線の終点「片瀬江ノ島駅」とも言う

 「絵にも描けない美しさ」と歌われた竜宮城ですが、私は絵にも描いておりました。

片瀬江ノ島駅
昨年(2019年)10月に行われた小田急スタンプラリーの記念壁紙。上から見た竜宮城とSSE車の組み合わせ

 この竜宮城は何かと言いますと、小田急電鉄江ノ島線の片瀬江ノ島駅の新駅舎です。2018年2月から始めた改良工事が2020年7月30日に完了。この日、新駅舎のお披露目となりました。

 以前の駅舎も竜宮城のような建物でした。1929年に建造され、約90年間、駅舎として日に2万人の利用客を出迎えていました。

片瀬江ノ島駅
片瀬江ノ島駅、旧駅舎と小田急ロマンスカーNSE(小田急3100形)を組み合わせた私の絵
photophoto 参加した方、いらっしゃるでしょうか

 ちなみにこれらの絵は、2019年10月4日〜12月1日の間に行われた、小田急江ノ島線の開業90周年記念スタンプラリーの際に使用されたものです。デジタル・アナログスタンプ共に、私が作画・デザインを担当させていただきました。

 デジタルスタンプは、中央林間駅〜片瀬江ノ島駅の間の指定5駅でスマホをかざしてゲットでき、全部コンプリートすると更に私が描いた竜宮城とSSE車の記念壁紙がもらえました。

 アナログスタンプは、その5駅で同じ台紙に押していくと、1つの絵になるシヤチハタ製の重ね押しスタンプ。先ほどの「片瀬江ノ島駅・旧駅舎とNSE車」の私の絵を元に作られました。

 ピンク、黄、青、赤、黒の5版を実際に押すとこんな感じになります。だんだん出来上がっていく様が楽しかった!

片瀬江ノ島駅
5版全部が重なって完成したスタンプ。元絵と比べてみてください

新しい「片瀬江ノ島駅」 見どころ1つ目:竜宮城の駅舎に「クラゲの水槽」

 というわけで、昨年(2019年)絵に描いた竜宮城駅ですが、実物を見るのはこの日が初めて。駅舎自体は2020年2月に完成しており、今回、クラゲの水槽が設置されたことで、本当の完成と相成りました。早速クラゲたちのお披露目です。

片瀬江ノ島駅
丸い水槽の中で泳ぐミズクラゲたち

 水槽には「新江ノ島水族館」とありますが、ここは駅から徒歩3分の水族館ではありません。紛れもなく小田急線 片瀬江ノ島駅の「改札内」です。

片瀬江ノ島駅
水槽を挟んで、左右に改札口がある(すぐ右はコンビニが入る予定)

 式典では、小田急電鉄社長の星野晃司さん、新江ノ島水族館社長の堀一久さんらが挨拶。「江ノ島の玄関口として、ワクワク感を体験してほしい」とのこと。

 駅に設置された2.5メートル四方の大きな水槽は、全国でも類を見ません。水槽の水は、地下の配管からろ過装置などを通って循環しており、その水流に乗ってクラゲたちもゆらゆら漂っているのです。ああ、いつまでも眺めていられる……。

新江ノ島水族館でも、クラゲの水槽の前でほぼ過ごしてしまう

 ちなみにこの水槽は改札内からしか見られません。表側(改札外)はデジタルサイネージになっていて、こちらには新江ノ島水族館にある水槽内の映像が流れています。

片瀬江ノ島駅
水槽のちょうど裏側、駅正面の真ん中に設置されているデジタルサイネージ
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