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ビーカーみたいなガラス急須が「シンプルで美しい」「手軽にお茶を楽しめる」と話題 伊藤園に誕生の背景を聞いた(2/2 ページ)

ビーカーみたいな見た目だけど、実は急須なんです。

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── こちらの急須の使用方法について教えてください。

伊藤園:販売開始した8月は、冷たい水だし緑茶の楽しみ方をご紹介しています。

※「Ocha SURU? Glass Kyu-su 01」を使用

 まず、注ぎ口のついている平べったいグラスに茶葉(1杯に対し、ティースプーン2杯ほど。少し多いくらいがよいです)とお水を入れます。

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 お茶を抽出している間に、縦長のグラス(3つ)のうち、人数分のグラスに氷を入れます。氷はグラスの半分以上になるくらいがよいです。

 2~3分したら、茶漉しをお茶を注ぐグラスの上に載せ、注ぎ口つきのグラス急須からゆっくりと注いでいきます。各グラスに少しずついれる“まわし注ぎ”がオススメです。

 注ぎ終わったら、茶漉しはグラス急須のフチにかかるように置きます。

 一番大きなグラスにお水を入れておくと、2煎目以降のお茶をいれるときに使えます。こうした使い方を、自由に楽しんで広げていただけたらと思います。

  • ちなみに、ゆっくりいれると、思いのほか、茶葉は茶漉しに落ちません。落ち着いてゆっくりとお茶をいれれば、こぼれず片付けが面倒になりません。

── ガラスの耐熱温度は何度くらいになりますか。取っ手がないデザインですが、お湯を入れたガラスを手で持っても大丈夫でしょうか?

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伊藤園:こちらのグラスは、耐熱温度差150℃、耐熱最高温度350℃となっており、熱湯でも使用できますが、現状ご紹介しているいれ方については、お水でお茶をいれる、夏季向けのいれ方をお伝えしています。

 今後、寒くなる時期に、お湯でもお茶を楽しめるようなツールなどの提案を予定しております。

── 販売後はどのような反響がありましたか。

伊藤園:まだ世の中にない、新しいものであり、販売元も「CHAGOCORO」のできたばかりのECサイトのみであったため、どれくらい受け入れていただけるか未知数でした。どのような展開になるか想像できない中、初回製造分の100個が、たった1日で完売し、非常に驚きました。

 その後も、製造をするたびにご購入いただき、お届けにお時間をいただく状況が続いております。また、ご購入された方が、SNSなどでいろいろな方に広めたり、自分なりの楽しみ方を考えて発信したりするなど、自由で幅広くお茶を楽しむ世界が広がっています。

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 多くの方にこのツールを通してお茶をいれることや、お茶を自身のライフスタイルに取り入れるきっかけにしていただいていると感じます。これが完成形である、という唯一の選択肢としてではなく、足りないものも含めシンプルな設定が、使う方の想像力を刺激し、さまざまなシーンでの楽しみにつながっていると思います。


 伊藤園が運営するお茶のメディア「CHAGOCORO」は、お茶業界で活躍していたり、お茶で新たな挑戦をしたり、お茶で人生が変わった人たちを取り上げるなど、お茶業界全体の活性化のためにさまざまな取り組みをしています。

 「CHAGOCORO」内のECサイトでは、「Ocha SURU? Glass Kyu-su」シリーズを販売するほか、伊藤園以外の他社(「CHAGOCORO」に出てくださった生産家さん、お茶屋さん、飲食店さん)のものをたくさん取りそろえており、取材に登場した方のお茶が飲みたくなる、さらにはお茶を購入し楽しめる状況を展開しているとのことです。

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