スノボ竹内智香選手、現役復帰で卵子凍結に踏み切る 北京五輪に向け「できる準備を全て行い競技の世界に戻りました」
2020年8月1日に現役復帰していた竹内選手。
ソチ五輪で日本女子スノーボード界初のメダルを獲得した竹内智香選手が9月30日に放送された「NEWS23」(TBS)にVTR出演。2年後の北京五輪に向けて現役復帰するにあたり、卵子凍結していたことを告白しました。
竹内選手は2018年2月の平昌五輪以降、選手生活から離れていましたが、2020年8月1日には36歳で現役復帰。VTRでは、競技から離れていた2年半の期間で抱えていたという葛藤を吐露しており、「4年サイクルで人生をずっと考えてきていて子どもを産む時期とか、女の人としてのタイミングを考えると五輪の最後は34歳なんだなって。38歳はないのかなって」と妊娠や出産と、アスリートとしての夢のタイミングをずっと悩んでいたことを明かしました。
そんな竹内選手は、拠点としていたヨーロッパの女子選手達に相談する中で、将来の体外受精を見据えて卵子を受精していない状態で凍結する技術の“卵子凍結”という選択肢と出会いました。
担当医師と何度も相談した末、「卵子を凍結したことで100%将来子どもを持てることが保証されていないことはちゃんと理解もしている」とした上で、「できる準備を全部しておくと後悔は減るのかな」と卵子凍結をする決断に至ったそうです。
また今回、卵子凍結したことを公表した理由については「年齢が理由で何かを決めるのは将来的に後悔するんじゃないかと。同じようにアスリートをはじめ、キャリアについて迷っている女性にとっても、何かひとつ考えるきっかけになったらいいかな」と語っていました。
治療を終えた竹内選手は「人生が広がったことで、失っているものもたくさんあるかもしれないけど、今の私にとってはスノーボードをもう少し続けられる。もう1回五輪を目指すことができる可能性ができたことは、今回の卵子凍結のおかげ」と医療に対して感謝。
今後について、10月1日に更新したブログでは「北京五輪2022に向けてできる準備を全て行い競技の世界に戻りました」「全力で納得のいく日々を積み重ねて最高な人生にできたらいいな」と競技のみならず、1人の人としての人生に対しても、力強く覚悟を語っていました。
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