インタビュー

ピコピコは“きっといつか戻ってくる場所” ヒゲドライバー、活動15周年アルバム発売記念インタビュー

小澤亜李さんとの結婚についても聞いちゃいました。

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 「回レ!雪月花」「STEP by STEP UP↑↑↑↑」「More One Night」など数々の人気アニメソングを手掛けてきたミュージシャン、ヒゲドライバーさんのベストアルバム「ひげこれ! HIGE DRIVER BEST in KADOKAWA ANISON」が9月30日に発売されました。


ワークベストアルバム「ひげこれ!」

 活動15周年を記念して制作された「ひげこれ!」は、ヒゲドライバーさんがこれまでKADOKAWAのアニメ作品のために書き上げてきた主題歌や挿入歌を収録した全16曲からなるワークベストアルバム。「ヒゲドライバーの強い曲コンプリート」の言葉通り、「宇宙よりも遠い場所」「幼女戦記」「Re:ゼロから始める異世界生活」などのKADOKAWAの名作アニメを彩った楽曲の数々が収録されています。

 ねとらぼエンタでは、アルバム発売直前のヒゲドライバーさんにインタビュー。アルバムジャケット制作の裏話から、15周年を迎えての今後の展望、さらには8月10日に発表した声優・小澤亜李さんとの結婚についても聞いちゃいました。

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ジャケットデザインは得能正太郎先生

―― ベストアルバムのリリースを控えていまの思いを聞かせてください。

ヒゲドライバー 自分がアニメの曲を作ると思っていなかったので、ベストアルバムを出せるなんて本当に感慨深いです。こんなにいろいろな曲を作らせていただいたんだなあ。

―― どういった内容のアルバムになっているのでしょうか。

ヒゲドライバー 今回のアルバムは「ひげこれ!」というタイトルなんですけど、“HIGE DRIVER BEST in KADOKAWA ANISON”という副題の通り、KADOKAWAアニメで作らせてもらってきたアニメ主題歌や挿入歌をギュッと1枚にまとめたベストアルバムになっています。

―― このジャケットの美少女、見覚えのある絵柄ですが、もしかして。

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ヒゲドライバー 『NEW GAME!!』の作者である得能(正太郎)先生に描いていただきました。ハットとかメガネとか、僕が割とよくやるファッションの特徴を入れていただいています。

―― ヒゲ要素もありますね(笑)。

ヒゲドライバー ヒゲドライバーって、やっぱり“ヒゲ”のインパクトが強い名前なので、タイトルにもヒゲって入れたいしジャケットにも入れたほうがいいよねっていうところから、付けヒゲをあしらった女の子にしていただきました。

 ヒゲについてはこちらからリクエストしたんですけど、この帽子のドット絵のバッチについては、得能先生の発案で「こんなの作ってみました」っていっぱい描いてくださって。これはもうかわいいからぜひ付けさせてもらおうということで、こういう形になりました。

―― 収録曲リストを見ても、そうそうたるラインアップですね。

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ヒゲドライバー KADOKAWAさんではいっぱいアニソンを作らせていただいていますが、1曲目の「回レ!雪月花」は、そのきっかけにもなった曲なんです。僕のアニソン人生の中でも、スタートであり、きっかけでありという大事な曲で。すごいプレッシャーの中で試行錯誤を繰り返しながら作りました。

ヒゲドライバーにとってのピコピコ

―― 楽曲はどのような手順で作っていくのでしょう。

ヒゲドライバー 先にコード進行の流れをざっと作って、その後に、メロディーと歌詞を同時に作り始めることが多いですね。ギターを弾きながらなんですけど、コード進行を選んだら、それに合わせながら適当な鼻歌や独自言語みたいなもので作っていく。そのときにふと偶然的に、気持ち良いワードとか面白いワードが出てくるんですよね。「あ、これいいなって」っていうのをキーに置きつつ、そこからちょっとずつ世界観を広げていくパターンが多いです。

―― ヒゲドライバーさんといえば、ファミコンのようなピコピコ音を使った楽曲も多数制作されています。アニメの楽曲制作でもピコピコを意識することはあるのでしょうか。また、ヒゲドライバーさんにとってピコピコとはどういうものでしょうか。

ヒゲドライバー アニメの曲というのはアニメの世界観があるし曲のテーマがあり、挿入歌ならシーンがあるのでピコピコが入らないことがほとんどなんですけど、それでもやっぱり自分の根本にあるものです。ヒゲドライバーっていうもの自体がピコピコを前提で作られたミュージシャンなんですよね。ヒゲドライバーのヒゲも、某ヒゲの有名キャラクターのヒゲからとっていたりしますし。

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 ピコピコは自分の中にずっとあるものだし、他の曲を作りつつも、ずっと忘れずに自分の中に残っているもの、きっといつか戻ってくる場所みたいなものです。

―― ニコニコ動画では15周年を記念してピコピコセルフカバーを公開していますね。

ヒゲドライバー 今回のアルバムとは特別関係はないんですけど、15周年の記念だし楽しいことやりたいっていうところから、自分で作ったピコピコをネットにちょっとずつ公開しています。

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小澤さんとの出会い

―― 話は変わりますが、8月10日に声優の小澤亜李さんとの結婚を発表されました。出会いについて伺いたいです。

ヒゲドライバー 初めて出会ったのは、「ウラオモテ・フォーチュン」(小澤さんが佐倉千代役で初のメインヒロインを演じた「月刊少女野崎くん」の主題歌)のレコーディングスタジオだったんですけど、向こうは本当に「主題歌初めて歌います」みたいな新人さんで。とはいえ僕もアニソン主題歌はまだまだやらせてもらって間もない時期だったので、お互い新人さんみたいな出会い方だったと思います。

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 向こうも本当に田舎娘みたいな感じで「声優の小澤亜李です!」って、すごく初々しい印象がありました。

―― そのときはまだ意識していなかった?

ヒゲドライバー 全然ですね。お互い緊張しているし、ちゃんと仕事しなきゃっていう気持ちでいたと思います。

―― 結婚報告をして、周りからの反応はいかがでしたか?

ヒゲドライバー たくさん祝っていただいて。本当にありがたいかぎりです。

―― 音楽はモテたくて始めたと語られたこともありましたね。

ヒゲドライバー 今回の出会いについてはたまたまご一緒する機会が多くあって、たまたま気が合ってということだと思うので、モテているという実感はないですね。

 それにモテたいっていうのも変な話、ミュージシャンとしてモテたいんだと思うんです。いわゆる、ロックスターみたいな感じの。皆にキャーキャー黄色い声援を浴びるようなモテたい像だったので、まだまだそういう意味ではこれから頑張ろう、これからもっとモテるぞって気持ちでいます。

―― 気合の入った言葉を聞かせていただいたところで、今後の展望を教えてください。

ヒゲドライバー アニソンは引き続き作っていきたいし、好きだから関わらせていただきたいという気持ちはありつつ、ヒゲドライバー個人としての活動を今後はもうちょっと頑張っていきたいと思っています。例えば今ゲームを作りたいみたいな気持ちもあったり。自分から発信できるコンテンツを作っていけたらと思っています。

―― 最後に、ファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします。

ヒゲドライバー 「ひげこれ!」というアニソンベストアルバムがリリースされます。僕一人の力ではなく、いろんな人の力が、魂がこもったすてきなアルバムになっていると思うので、ぜひ楽しんでいただけたらなと思います。どうぞ、「ひげこれ!」をよろしくお願いします!

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