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JAXAが約13年ぶりに宇宙飛行士を募集 月探査を視野に、2021年秋頃に募集開始へ

夢の宇宙飛行士になれる機会がついに。

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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、10月23日に文部科学省から発表された宇宙飛行士の募集に関して、これまでの採用履歴などをまとめた資料を公開。また宇宙飛行士の若田光一さんからのコメントをサイト上で公開しました。

JAXA(宇宙航空研究開発機構)の公式Twitter

 米国主導の月探査計画「アルテミス計画」への参加に向けて、JAXAが2021年秋頃をめどに日本人宇宙飛行士を募集。公開された資料によると、前回(第5回)から約13年ぶりの募集となります。

 なお、前回は963人が応募。そのうち合格者は、書類選抜で230人、第1次選抜で50人、第2次選抜で10人、そして第三次選抜で2人となっています(※2009年9月に1人を追加採用)。選抜期間は約1年で、宇宙飛行士候補として合格後は約2年間の基礎訓練を受けて、宇宙飛行士として認定されます。

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これまでの宇宙飛行士の選抜・養成プロセス(JAXA:宇宙飛行士に関する資料集より)

 資料では「前回の応募条件」も参考としてあり、「大学(自然科学系)卒業以上であること」や「訓練時に必要な泳力を有すること」「日本人の宇宙飛行士としてふさわしい教養等を有すること」など、11項目が挙げられています。

前回の応募条件(抜粋)
前回の募集要項に表記されていた医学的・心理学的特性

 2021年の募集では、これまでのJAXA主体による募集・選抜・訓練と異なり、民間企業との連携を強化することで新しいアイデア等を活用することを想定。さらに今後の募集開始までの期間には、宇宙飛行士の野口さん、星出さんによる「ISSからのメッセージ」をSNSなどを用いて展開するといった広報活動・イベントを想定しているとのことです。

宇宙航空研究開発機構特別参与/宇宙飛行士 若田光一さんのコメント(JAXA公式サイトより)

新しい宇宙飛行士を来年秋ごろに募集することを目指し、準備を開始いたします。多くのみなさんが月探査でも活躍できる宇宙飛行士を目指して応募してくださることを期待しています。

JAXAが2009年に公開した、月周回衛星「かぐや」撮影のアポロ11号着陸地点付近の様子(画像はYouTubeより

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