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相合い傘もできない…… 彼女が水を操る能力者な漫画がほほえましくて甘酸っぱい

男の子の名前は水島くんとかかなぁ。

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 彼女が水属性能力を持っているせいで恋人的イベントができない漫画が、ほほえましくて尊く、青春があふれています。


雨を避けられるのは、ありがたいといえばありがたいけど……

 雨降りの放課後、主人公は彼女の魚田(うおた)さんと一緒に帰ろうと傘を出そうとします。しかし、魚田さんは指一本で水を操れる女の子。相合い傘をしなくても、2人で濡れずに帰ることができます。

 ただ魚田さんは自分から出る水分はうまくコントロールできないようで、映画を見て涙を流しても気付かないようです。それ以外の水をコントロールする能力は強力。同じペットボトルに口をつけて……のような恋愛イベントも、飲み物を操って直接口に入れてこようとするのでできません。そうやって恋人っぽいことをかわされ続けていると、不安を感じてしまうもの……。

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 また雨が降った日の放課後、いつも能力を使ってもらって悪いからと先に帰ろうとする主人公を魚田さんは引き止めます。いつも無表情の魚田さんが緊張で汗を流しながら、見せてきたのは折りたたみ傘。「せっかく買ったんだもの……。使わないともったいないと思わない?」。本来であれば不必要な傘を、魚田さんはわざわざ買ったというのです。ということは……。


 まさに「魚心あれば水心」という言葉のように、魚田さんから遠回しながらも好意を示してもらえた男の子。2人の甘酸っぱい漫画に読者から「これが青春」「2人ともかわいい」「尊すぎて」などの声が寄せられています。もっと雨が降ったら良いのに!

 作者は漫画家の安藤正基(@aichidoughnut)さん。現在月刊ComicREXで東海地方ネタ満載の漫画『八十亀ちゃんかんさつにっき』を連載中、単行本が第9巻まで販売中です。

画像提供:安藤正基(@aichidoughnut)さん

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