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時をかけるオタサー 姫のために何度もループするオタクの漫画がゾワッとする結末(1/2 ページ)

いい話に遅効性の毒が混入しているような、不思議な味わい。

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 漫画研究会の男子全員が同じ1日を繰り返すループもの漫画、「オタサーの姫以外タイムリープ」が、一風変わっていて味わい深いです。不思議な能力を“姫”のサポートのみに使うとは……。

一斉にタイムリープ能力が開花してはしゃぐ男子たちと、少々疎外感を覚えている姫の温度差に注目

 ループものは「ループが発動する原因」が、「やり直したい過去」とされるケースがよくあります。漫研の彼らは、このケースではそれが「ある日姫が抜き打ちテストで落第して居残りとなり、楽しみにしていたアニメのリアルタイム視聴を逃した」一件だと気付きます。

 あらかじめテストに備えさせることで、リアタイ失敗の悲劇は回避。やがてある1日の朝へ任意にタイムリープできると気づいた彼らは、ドジっ子な姫にベストな1日を過ごさせるためだけに、その能力使い始めるのでした。

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 勉強を手伝ったり、転ばないよう支えたり、かいがいしい世話のおかげで、姫の毎日はとても過ごしやすくなりました。しかし、サポートはだんだん過剰となり、「姫に漫画のネタバレをしてしまった」など、男子はことあるごとに1日をリセットするようになっていきます。

 過ごす時間が異なるせいで、姫は男子と距離感を覚えるように。確かに失敗やケンカはしないに越したことはありませんが、それを思い出として共有できなくなるのもさみしいかもしれません。

 そんな違和感に悩みながら迎えた誕生日、部室で姫が見たものは――? 結末は漫画本編で。もしかしたら、読後にじわじわと恐怖が襲ってくるかもしれません。

 作者のおみ(@omi_103)さんは、「月足透水」名義で漫画家として活動。『少年サンデーS』12月号に、短編『雲の上でも人々は』を寄稿しています。

作品提供:おみ(@omi_103)さん
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