5時間かかる予定を3時間で走破 イタリア警察、ランボルギーニ・ウラカンで臓器輸送 専用カスタムが施されたスーパーパトカーを活用
臓器を載せて、230キロで走るパトカー。
スーパーカーとして知られているランボルギーニ「ウラカン」を、イタリアの警察が意外な用途で使用して、注目が集まっています。
ランボルギーニ「ウラカン」は、大排気量のV型10気筒NAエンジンを搭載し、高い走行性能を持ったスーパーカー。2014年の登場から高い人気を集めており、後輪駆動を採用した「ウラカン EVO RWD」(関連記事)といった派生モデルも登場しています。
話題になっているウラカンは、同モデルをベースに警察車両としてカスタムを施した特別モデル「ウラカン LP610-4 ポリツィア」。2017年にイタリア警察のハイウェイ・パトロールに配備され、いわゆる「パトカー」として活躍してきました。
そんなポリツィアが任せられた仕事は、移植用臓器の輸送……って、デリケートな臓器をスーパーカーで運んで大丈夫なの……?
ポリツィアの車体前部にあるトランクには、臓器輸送に対応するための冷蔵装置が備わっており、臓器以外にも輸血パックなどの輸送にも対応しています。つまり、こうした使用を想定した上で作られていたわけです。
そして、ハンドルを握ることが許されるのはハイウェイ・パトロール隊員の中でも、特に優秀な熟練ドライバーのみ。ウラカンが持つ高い走行性能をしっかりと発揮つつ、事故を起こさずに目的地に届けられるような猛者でなければ任せられません。
話題になっている臓器輸送の任務は、時速100キロほどで走ると5時間ほどかかる行程でしたが、ポリツィアはたったの3時間で到着。最高速度300キロを超えるスーパーカーとしての性能を発揮した活躍を見せました。
ちなみにウラカンは、イタリアの空港の「誘導車」としても採用(関連記事)され、注目を集めていました。
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