米歌手リアーナ、トップレス写真がヒンドゥー教への冒涜として炎上 「他人の宗教を性的搾取しないで」(1/2 ページ)
ガネーシャは象の姿をした神様。
歌手のリアーナが2月16日にInstagramへ投稿した画像が、ヒンドゥー教への冒涜(ぼうとく)だとしてSNSで炎上。「他人の宗教を性的搾取しないで」「信仰はアクセサリーではない」と批判の声が上がっています。
リアーナが投稿したのは、自身がプロデュースする下着ブランド「Savage X Fenty」のボクサーパンツ1枚だけを着て、派手なアクセサリーで飾ったトップレス写真。このとき使用したアクセサリーは、ヒンドゥー教の神ガネーシャを模したものでした。この画像はInstagramで1000万件に迫る「いいね」を集め、Twitterでも拡散され注目を集めています。
バストトップは腕で隠しているもののセクシーな印象がぬぐえない画像はヒンドゥー教徒の反発を呼び、性的なイメージと神を結び付けたことに「不適切だ」「何様のつもりなのか」と炎上。リアーナの投稿には「少し調べれば分かる。どうしてそんなことができるのか」「私たちの文化はコスチュームではない」「あなたにとってはただのネックレスでも、私たちにとっては神」との批判コメントが寄せされ、敬意を払うよう訴えかけています。
リアーナは2月3日、農産物の自由取引に関する新法を巡りインド国内で起きているデモにも言及。「なぜ私たちはこの問題について話をしないのか」とツイートしたところ「よそ者に首を突っ込まれたくない」「あなたには関係のない話」と新法を支持する層から反発を受けていました。デモ賛成派からも今回の騒ぎに「手のひらを返したように無理解な行為」と落胆を示す声が上がっています。
時を同じくして米経済誌『Forbes』は、リアーナのブランドが10億ドル(約1056億円)ほどの資産価値を持つと報道。従来の細身ばかりではなく多様な体形のモデルを採用し、性別も問わないダイバーシティーに重きを置いたブランディングが評価されたと報じています。
リアーナやブランドを支持する声も依然として多く、炎上している画像を高評価する声はヒンドゥー教徒と思われるユーザーからも上がっており「“神”はトップレスくらいで揺らぐものではないから気にならない」という意見も見られました。また「もし半裸の男性であれば問題視されなかったのでは」と別の問題を指摘する声も投稿されています。
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